8月11日

 耐久レースの「お疲れ休み」からなぜかぶっ通しの勤務。日曜日にようやく休めたから、土曜夜からおおとろ亭に潜り込む。ビールを大量摂取して意識を失う。朝起きたら床の上だった。

 お昼近くまで鈴鹿サーキットを攻めた後、工場へ。プロの指導の下、デミ夫君の原因不明のエンストを究明するのだ。大雨になると、突然エンジンが止まるのだ。

 ボンネットを開けて、エンジンを掛けたままじゃぶじゃぶと水をかけてみる。ミッション回りかなと思ったので、オートマ周辺にざぶざぶとぶっかけたが変化なし。FF横置きエンジンのデミ夫はラジエーターのすぐ後ろにデスビがあって、雨が降っていればじゃぶじゃぶと水がかかる。点火しているところに水をかけるのも気が引けたが、まあ、75000円で買った車だし、とざざっとデスビに水をかけると、ぶすんぶすんとエンジンが調子が悪くなってエンスト。どうやら、ここら辺。

 しばらくエンジンがかからなかったが、エアブローで水を飛ばしているうちにエンジンがかかった。が、3気筒状態で非常に調子が悪い。1番の気筒が死んでいるみたい。

 ためしにプラグを外してみたら、座金はさびているわ、ガイシが茶色く変色しているわで、ぼろぼろ。3年前に買ったときに、ちょうど10万キロだったから自分でタイミングベルトとオイルシールとウオーターポンプは交換してあったが、プラグは交換してなかったらしい。いくら足車とはいえ、反省した。

 プラグを買ってきて取り替えるとちょっと調子が良い。が、やっぱり大量にデスビに水をかけるとエンストするので、デスビキャップを外して接点を磨く。空ぶかしもかなり調子良くなったし、電気的負荷がかかるとエンジン回転がかなり落ちて苦しそうになる症状が消えた。

 たぶん、大丈夫だけど、高速道路とかでエンストすると怖いので、もうひと対策することに。デスビを交換すればたぶん完璧だが、いかにお金を掛けずに維持するかというところに重きを置いている車なので、デスビに水がかからないようにアルミ板を針金でくくりつけてやった。まるで子どもの工作で見栄えも悪いが、エンジンルームを開けること自体そんなにないから問題ない。

 点火系のメンテでかなり調子が良くなったデミ夫君なのであった。