前任地でお世話になった博物館の学芸員の人が「富山フリーク」。愛知県でも海はたくさんあるのに、わざわざ日本海側まで通い、新湊や滑川、黒部あたりの岸壁や海岸で釣りに没頭するのが趣味。太平洋側にたくさんサーキットがあるのに、なぜか日本海側のサーキットにどろどろうるさい車で気持ち悪いぐらい頻繁に乗り付けていた怪しい男のことは、ここでは置いておく。
昨日、「明日も富山に行くんですよ」と携帯に電話を掛けてきてくれた。妻と息子と3人で、朝3時に出発するのだという。夏休みに入ってからすでに3回目だというから、どこかの怪しい男も顔負けなのである。いや、某男は住む場所を富山に変えちゃったのだから、こちらの方が筋金入りか。
東海北陸自動車道で富山の西部入りし、東部に転戦して日帰りで帰るという。せっかく電話をくれたのだから、行かねばなるまい。
僕の営業時間は午前10時から。午前10時に涼しい顔して持ち場に顔を出せば、どこに居ようがまったく問題ない。7時に起きて海王丸パークの隣の漁港へ。富山の道はまだ分からないので、auの助手席ナビで連れて行ってもらう。なかなか優れものだ。
漁港の巨大テトラポットの上でゴカイをえさに釣りをしていた。せっかく魚文化がある県に来たのだから、釣りをして魚をさばけるようになろうかしら。
あれこれ話して1時間近くをすごし、引き上げる。行きは正しいルートを通って混む道を走ったので、帰りは別の道から富山市内に入ることにする。
とりあえず海岸沿いの道を走り、東へ。道に突き当たったら、少し南に走ってたんぼ道を東に向かう。富山はどこに居ても山や丘が見えるから、だいたいどの位置を走っているかが分かる。ここら辺は松本にいたときの感覚と同じ。
集落を通り抜け、国道8号の下をくぐってひたすらたんぼ道を走り、富山市街へ。県庁まで30分ちょっとだった。