7月8日

 朝から高岡で用事があった。高速で向かうべく、土砂降りの国道41号をデミオで爆走。掛尾の交差点にさしかかったところで、がくんとエンジンの出力が下がった。アクセル踏んでいるのに、車速が落ちていく。

 なぬっ?、と思い、メーター類を見ると、チェックランプが点灯。アクセルを踏んでもエンジンのレスポンスがない。オートマな車でタコメーターがないからすぐに気づかなかったがエンストしたらしい。

 4車線道路の真ん中側を走っていたので、非常にまずい状況。あわててシフトをニュートラルに入れてセルを回すがエンジンがかからない。車速がおちてのろのろになってしまい、観念して国道のど真ん中に車を止めた。幅がある道路で中央分離帯がないから、なんとかスペースがある。

 左右を車がびゅんびゅん走る中、焦りまくって今度はシフトをパーキングに入れて、セルを回しまくる。しばらく回していたら、ぶーんとエンジンがかかり、アクセルを空ぶかしすると調子よくぶんぶん回る。よし、と思いドライブに入れてアクセルを入れると、ぷすんとエンスト。もう一度始動する。空ぶかしは大丈夫だが、ドライブに入れてアクセルを踏むとエンスト。3回目に、アクセルを入れなければクリープで前進することが分かって、対向車線の車の切れ目を待ってからのろのろと脇道に右折する。

 のろのろとクリープで進んでいって、アクセルをいれるとやっぱりぶすぶすっとエンストしかかる。外は土砂降りの雨だから、降りてチェックもできない。細い道で路上駐車も気が引けるので、パチンコ屋の駐車場に止めて、対策を考える。このまま動かなければ、オオミチさんに頼んで救出に来てもらうしかない。でも、大雨の中、積載車に積むだけでずぶ濡れだなあ、などと躊躇する。

 とりあえず、自分で車をチェックしてみようと、屋根のある場所がないか、クリープでのろのろ走り出してみる。何気なくアクセルを踏むと、ぶーんと普通に走り出した。至って普通に走る。はて。

 とりあえず、そんな状態の車で高速に乗るのは怖いから、工場に向かう。エンストした旨を伝えてチェックをお願いし、車を借りて高岡で仕事をこなす。途中「デミオ、絶好調」とのメールが。まったく、変な症状が出ないらしい。

 そんな馬鹿な、と思って工場に戻ってデミオをチェックしてみる。症状からして燃料が来ていなかった感じなので、エンジンルーム内の燃料フィルターを外してみた。さびとかで汚れたガソリンがどろどろと出てくるかと思ったら、透明なガソリンがどぼどぼと出てくる。念のため、エアを吹き込んでみるも、きれいなガソリンしか出てこない。はて。

 燃料ポンプが反乱を起こしかけたんだろうか。それでも、空ぶかしは普通にできたから、オートマやエンジン制御関係の故障だろうか。大雨で水抜きが追いつかなくて、どこかに水でも入ったんだろうか。以後、症状が出ないから、直しようもない。

 走行95000キロを75000円で買って、極小コストで3年ちょっと5万キロ乗ってきたデミオ。今日はまだスペースがぎりぎりあったから良かったが、これが東海北陸道の1車線のトンネル内で同じことが起こったら、滅茶苦茶怖い。

 そろそろ替え時か?