トップページを見たらなにか違和感があったので、おかしいなと思っていたらカウンターがつぶれていた。これまで5つの数字を表示していたのが、6つになっちゃったものだから、縦長に押しつぶされてしまったのだ。
もっと素直になった方がいいかもしれない。桁が変わって10万ヒットに到達したみたい。
1992年式、中古のVスペシャルが納車されたのが1997年7月5日だった。ちょうど、火星探査機のマーズパスファインダーが火星に着陸した映像が昼間から特番のテレビで流れているのを見て、火星の大地に広がる赤土のロマンと新たに相棒となる車がやってくるという幸せに胸をときめかせていたのを覚えている。それから、6年。ここまではまりこむとは当時はまったく予測していなかった。
このページを始めてからもすでに2年半が経過しようとしている。その間にヘッドチューンして、エンジン丸ごとチューンして、壊れてノーマルエンジン、再びチューンドヘッドを載せて、それが壊れて、ボアアップしたエンジンになってしまった。4連スロットルだからさすがにノーマルとは言えないけれど、まあ、毛が生えたぐらいのものである。
とにかく、車にどっぷり浸かった期間であった。ノーマルのまま普通に乗っていればいったいどれくらいの貯金ができていたのだろう、と考えるのはよそう。あくまでロマンを求める作業だったのである。ロマンは金じゃない。金はかかるけれど。
ただいま、メーター上では164000キロ。100000キロあたりでファイナルが4.1になったので、3200キロ足して、167200キロを走行した。買ったときは30000キロジャストだった。よくもまあ、こんなに走っちゃったものである。ちなみに、ロードスターはほとんど仕事では乗っていない。
途中で挫折するのが怖かったから、こんなくだらないサイトをつくった。当初、想像したよりも大きな成果があったのはうれしい誤算である。車仲間がたくさん、増えた。サイトをつくっていなかったら、知り得なかった世界をかいま見ることができた。
なんだか、きり番を超えたら、プレゼントをするのがさまざまなサイトで横行している風習らしい。だが、困った。僕には何ら、あげられるものがないのである。家に転がっているノーマルカムやピストンであれば、いくらでもあげられるのだが、欲しい人はまず、いないだろう。
サイトを通じて、唯一、お裾分けができるとすれば、それは車への情熱だけ。それしかない。