7月7日

 夜勤だったのだが、職場の上司の「ちょっと行こうか」の誘いにしっぽを振って付いていった。

 近くの居酒屋で生ビールをがぶ飲みし、ほろ酔い気分になったところで、ドイツビール屋へ。断っておくが、いちおう夜勤中である。

 一応定時に事件警戒だけは必要なので、抜け出して外で電話。携帯をしまいつつ、トイレへ行って扉を閉めると、ふとした拍子に携帯が胸のポケットから落ちて見事に便器の中へ落ちた。使っているのは、いまやどんどん通話エリアが狭くなっている感じのドコモのMOVA、SO506iCである。

 酔っぱらっているので、水の中でも液晶が光っている様子を見て「あ、水の中でもちゃんと動いているな」としばらく呆然と見つめる。次の瞬間、「うわっと」と、われに返って慌てて便器に手を突っ込んで携帯を拾う。用を足す前で良かった。

 ぶんぶん振って水気を切り、ちょっと操作してみると、意外に普通に動いている。電池を外して、再びぶんぶん振って様子を見ているうちに、電源が入らなくなった。

 しばらくして電源を入れてみると何とか動くが、液晶の表示が怪しい感じ。職場の上司に電話をかけてもらったら、着信はするが音が聞こえない。

 まあ、いいかと飲み続けてその店を後にし、職場に戻ってきてどうやって乾かすか考える。電気ストーブが出しっぱなしだったので、スイッチを入れて、ストーブの前にぶら下げてやった。

 しばらく、加熱してやると、液晶の画面が裏から曇ってかなり怪しげなのだが、通話やメールなどは普通にできる。が、液晶の表示がエラー。バックライトも点滅状態。完璧に乾いたら、直るのだろうか。

 一つ、失敗。電気ストーブの前にぶら下げていたものだから、電話の側面が溶けかけて変形してしまった。キーロックスイッチがある側が溶けたので、スイッチもろとも変形。SO506iCは、キーロックをしないでポケットに入れておくと、勝手に電話がかかってしまうことがあるので、このスイッチは絶対必要。ドライバーでこじるように動かしたら、スイッチ自体は機能するみたいだが、ドライバーを持ち歩いてこじりながら使うわけにもいくまい。

 いい加減、ドコモの携帯にもうんざりしていたので、乗り換えようかしら。