一眼レフデジカメとネットプリントで写真が相当身近になった。
フィルム一眼レフのF90で仕事をしていたときは、現像はするけれど、ネガをそのまま機械で読み込んで送信するだけ。何千枚撮ったか分からないが、プリントしたのは数えるほどだった。ロードスターのイベントを写真に撮って、それをみんなに配ろうとしたら、いちいちフィルムスキャナーに通してデジタルデータ化する作業が手間で大変。時間はかかるはどうしても色合いが悪くて修正が必要だったり、トリミングが必要だったりと、膨大な時間を費やす必要があった。プリントして配るのはさらに大変で、ネガケースに入れて光にかざし、プリントしたいコマを探し出して、印を付けなければならないし、トリミングだって指示するのが大変。とにかく、配布やプリントは手間がかかって仕方がなかった。ま、フィルム現像ができる環境があったので、一般の人とはちと違うのだが。
が、EOS20Dを買って環境が一変。「写真が欲しい」と言われたら、これまでごちゃごちゃしたネガの中からその1コマを探しだし、ネガケースに入れてカメラ屋に行ってプリントしてもらわなければならなかったのが、デジカメデータであれば、ネット経由でプリントを注文してもらい、依頼者に直接カメラ屋へ取りに行ってもらいお金も払ってもらえばよいからまったく後腐れも手間もなくなった。
最近、自分と兄の結婚式があって膨大な量の写真を扱うことが多いのだが、デジカメデータばかりでかなり楽だ。フィルムならば、膨大なコマの中から焼き増しをしたいコマに印を付けてそれをカメラ屋に持っていき、プリントができたらまた取りに行く、という手間が必要だ。が、今はネット経由でデータを送信しておき、プリント完了のメールが届いたら取りに行くだけ。ああ、簡単。極楽である。これが自前のプリンタでプリントするんだったら、手間がかかるのであまりプリントしないに違いない。Lサイズで1枚30円。消耗品代や手間代、画質の差を比べれば、それほど高いとは思わない。
良いよ、デジカメ。デジタル化。