512MBもの容量を持つコンパクトフラッシュが15000円で売っているのを見つけて衝動買いしてしまった。
確か1997年春のことだった。当時捨て値で売られていたIBMの「ウルトラマンPC」ことPC110を衝動買いしてしまい、PC110の大容量外部記憶装置として、15MBのコンパクトフラッシュを15000円ぐらいで買った覚えがある。当時の実勢価格の半額ほどで「動作保証なし」だったので、どきどきしながらPC110に差し込んだ覚えがある。あ、ほぼ全員の人が知らないだろうから書いておくと、PC110とは分厚い文庫本ほどの大きさのノートパソコンだ。Thinkpadをそのままミニチュアにしたみたいで、キーボードが付いてはいるが、もちろん実用性は低い。
1年半ほど前には64MBのコンパクトフラッシュを買った。これも15000円ぐらい。1MBあたり200円ちょっとなら安いものだと、デジカメ用に買ったのだ。
今度は512MBで15000円である。くらくらっときて次の瞬間、レジで精算をしていた。一つの妄想が僕の頭の中で駆けめぐっていた。
DOSマシンであるPC110でWindows95を動かし、FCSSをコントロールしてやろう。おもちゃみたいなパソコンで、いじくられるFreedomを想像しただけで痛快ではないか!(普通の人ならそうでもないか)
で、あれこれ試してみた。DOS/Vパソコン用のWindows95は持ってはいるが、昔のメインパソコンThinkpad535からバックアップを取った代物で、フロッピー42枚組みだ。気の遠くなる作業はしたくないので、Windows95のフルセットを買ってきたばかりの512MBコンパクトフラッシュに放り込んで、そこからインストールを試みる。
が、うまく行かない。フロッピーディスクでWindows95を起動してからインストールしろ、と怒られるのだが、なぜかフロッピーに起動ディスクを差しても、コンパクトフラッシュにシステムを転送してそこから起動しようとしても、受け付けてくれない。BIOSが対応していないのかしら、とIBMのサイトを見てみるも、パッと見ではどこに置いてあるのか分からないのであきらめた。
PC110のスペックは486SX33MHzに8MBRAM。Windows95は何とか起動するが、FCSSが動くか分からない。なにしろ、FCSSの動作にはPentium133MHzが最低条件で、200MHz以上が推奨されている。チャレンジしたいのだが、どうもうまくいかない。う〜む。