昼間はくそ暑い家の中で引っ越し準備し、夜は送別されるために飲み歩くという、過密スケジュールでふらふら。走る時間もなく、このままでは死んでしまう。
いろいろやらねばいけないことだらけなのだ。一番の課題は、エンジン加工部屋に転がっているさまざまながらくたの処理だった。クラッチやノーマルの吸気配管、フライホイール2枚に、ブレーキなどなど。たくさんの不要な部品をどう片付けるか。それに頭を悩ませたのである。
たくさんのがらくたを前に、手っ取り早く思い浮かんだのは「山間の林道に捨ててしまおう」。しかし、最近は不法投棄は厳しく取り締まり、逮捕者も出ているようだから、やはり手を出せない。いや、自分勝手な行いの始末を信州の環境を汚して付けてしまっては、一生の汚点となるに決まっている。
しょうがないから、ジムニーにがらくたを積んで、松本市内の産廃処理場に持ち込んだ。事前に電話で聞くと、鉄なら1立方メートルで13000円。コンクリートや木くずなど、さまざまながらくたが集まると18000円とのこと。
もしかしたら、万単位でお金がかかってしまうのか、とどきどきして産廃処理場に行くと、担当者はメジャーでジムニーの荷台に積んであるがらくたの寸法を測り「0.3立方メートル」としてくれた。Vスペシャルの内装も含まれていたから、けっこう複雑なゴミ捨てであるのに、鉄扱いにしてくれたので、結局4095円ですんだ。ゴミを捨てるだけでこの値段は高いに違いないけれど、変態的な趣味の総決算であるのだから仕方がないだろう。
親を動員して家の中まで片付けた。新聞紙3年半分の処理に困ったけれど、ジムニーで古紙処理業者に運ぶしかないのかな。
明日は名古屋に行かねばならぬ。ジムニーにシリンダーヘッドと腰下を積んで行くことになる。実は今も大量に飲んで帰ってきたばかり。いつになったら、ゆっくり休めることやら