「土曜日にエンジン慣らしの旅で富山に行きたい」と掲示板に書き込んだのは、愛知のモーテック使いのちゃけぞえ氏。なんだかんだとやることはあるけれど、時間は取れると思ったので「来られ〜」と返答。
てっきり東海北陸道から来るのかと思ったら、北陸道経由だった。つーか、相棒として乗せてきた人が滋賀の人だし。誰もがそのレベルに感動する富山の回転寿司で食べさせてあげようと思っていたら「もう喰っちまいました」だと。ごちそうを食べ損ねたね。
東海地方のロードスター乗りであれば説明もいらないが、彼のクルマはBPにターボを付けてどっかーんとパワーでぶっちぎる走り。水冷インタークーラーを「ボンネット閉まるの?」というスペースに詰め込んで、なおかつエアコン、パワステ付きなのは、プライベーターとしてはナイス仕事だ。先日、鈴鹿ツインであったROADSTER
CHAMPION’S CUPでは見事、チューンドクラスで優勝の実力。それが、NB2エンジンベースでターボ用のエンジンを組み、可変バルタイをぐりぐりとモーテックで制御しようというのだから、遅いわけがない。ブースト1.3キロで350馬力!なんて茶化したら「ミッションぶっ壊れるってば」と切り返す、冷静な彼。
T.O.R.F.でオイル交換だけして「じゃあ、吹田サービスエリアに行きますから」と立ち去っていったちゃけぞえ氏。「頭おかしい!」と、そのお馬鹿ぶりをほめてあげながら、そういえば僕もエンジン組んで寝ずに1000キロ走って翌日サーキット走行したな、と思い出して、ロードスター乗りってやっぱり距離感壊れているよね、と納得した出来事なのであった。