何となく忙しい感じの事態となると、「たぶんあいつは忙しいだろう」ということで、電話も仕事も回って来なくなる。そんなときに限って仕事が「無風状態」になることは良くあることで、明日できることは明日やることにして、工場へと向かう。用事があるわけではなく、ただの息抜き。
雅号に雅久号というVスペシャル2台を所有していながら、さらに銀色NA8Cを買い増ししてしまった。走行35000キロという、極上車。何てったって、オーディオとタイヤ以外はノーマル。
普段乗り用とサーキット用の2台を持っているのだから、3台目の役目はないのだけれど、極上車が手にはいるって言うご縁もなかなかないことなので、「どう?」と聞かれて「じゃ、とりあえず」と手に入れてしまった。車検が切れているので、乗ることができないけれど、とりあえず、次のオーナーが現れるまで、ぴかぴかに掃除でもしていよう。
外に置いてあった車を車庫に入れさせてもらう。「んびーーー」という安っぽいシートベルト警告音が懐かしい。10年以上たつ車だけれど、距離を乗っていないこともあって、まだまだ新しい車っぽいたたずまい。車内も新車っぽい臭いがする。雅号NA6CEを買ったのが平成9年6月のことで、すでに12年前のこと。当時30000キロちょっとで、Vスペの革内装は、ドアを開けたら革のにおいがしたのを思い出し、何となくタイムスリップした気になった。
どうしよう。乗りたくなっちゃった。