仲間とともに他愛のない話をして時間をすごす。この贅沢さ。
朝起きて、のんびりと朝ご飯を食べ、コーヒーを飲みながら、今日はどこに行くか相談する。いつもの朝は、ぎりぎりまで寝ていて、ハッと飛び起き、あわてて朝ご飯を食べてあれこれ準備して家を飛び出す、ということを繰り返しているので、こんな朝はとても貴重である。
ペンションを離れ、向かったのは名水公園。砂防ダムを工夫してつくってある水辺で正しく遊んで過ごした。ちょうど梅雨明けして、初夏特有の気持ちよい太陽光線の下ではしゃぎまくる。
昼ご飯は昔の病院を改装したそば屋で。移動は開幌で、と行きたいところだが、あいにく車はデミオである。細いタイヤを最大限使わないと、付いて行けない。
揚げナスのそばを頼んだら、カボチャやニンジンなどなど野菜たっぷりで出てきた。こんなうまいそばはなかなかない。
そこで仲間と別れて、せっかくだから清里に寄った。ごみごみした街はきらいだから素通りし、展望台に上って景色を眺める。
野辺山に寄って、一面に広がるレタスの絨毯を見たかったのだが、さすがにそこまで足を伸ばすと帰りが遅くなるので八ケ岳道路で小淵沢方面に行き、富士見、茅野と抜け、国道152号で高遠、長谷と走って駒ヶ根へ。こんな贅沢な道をデミオで走るのがもったいない。
高速に乗っても込んでいそうなので、そのまま天竜川の東側の細い道を駆け抜けて飯田に至る。飯田インターで入ろうとしたら、瑞浪のあたりで渋滞しているという情報だったので、高速はあきらめて国道153号をひた走る。
愛知県に入ったと思ったら、すぐ豊田市だったので面食らった。合併で稲武町までが豊田市になっちゃったのだ。それほど込んでなく、良いペースで走り抜き、香嵐渓へ行く手前で脇道にそれ、なかなか面白いワインディングをかっ飛ばす。愛知万博の会場の裏を抜け、国道155号で春日井、小牧を抜け、江南へ。清里を出たのが午後3時ぐらいで、江南に着いたのが8時半ぐらい。渋滞で1時間いらいらすることを考えれば、下道で正解だった。