7月13日

 宝塚で仕事があったので、前日からロードスターで大阪入りをし、遊んでくる計画を立てた。いや、遊んでくる計画を立ててから、仕事を作ったのかもしれない。どっちだろうとそう大した差はないのだが、とにかく大阪の某氏宅へ転がり込んで来たのである。

 僕が転がり込めば問答無用でアルコールが入るのは必然であり、ビールやバーボンなど大量に買い込んで行ったのだが、ビール1リットル飲んだあたりですでに酔いが回っていた。疲れていたのかも知れない。

 もう1リットル飲みながら、グランツーリスモ2で飲酒運転をする。2人でバトルをしたのだが、最後はまっすぐ走らせることすらかなわず、ぼろぼろに敗退してしまったのである。ロードスターのサーキット走行では、ぼろぼろに負かしてやるぜ。

 翌日、某氏を助手席に乗せて高速で宝塚に向かう。この季節、天気が良ければ、夏のクソ暑いのをやせ我慢しながらご機嫌のドライブとなるのだが、あいにく一日中大雨であった。土砂降りが一日中続くのだから、何ともならない。なぜか助手席側だけ大量の雨漏りがあり、散々な目に遭わせてしまった。

 仕事を終わらせてから六甲にドライブに行こうと思っていたのだが、雨は弱まる気配を見せない。それでも、せっかく宝塚まで来ているのだから、六甲山へ向かう。

 急坂を低い回転数で上っていくのはなかなかつらい。でも、思ったよりも低回転で粘ってくれる。山に近づくにつれ雨足が強まり、路面は至る所が川になっていた。標高が高くなってからは霧も出てきて、ドライブどころじゃない。

 さんざんな思いで降りてきて、土砂降りの中を某氏宅に向かっても、一向に雨は弱くならない。結局、自宅に戻ってくるまでずっと大雨が降りっぱなしで、溝が少なくなったネオバでは大変怖い思いをして帰ってきた。

 なぜか、助手席の雨漏りはぴたりと止まっていた。