6月3日

 鈴鹿クラブマンレースに出かけてきた。ちょうど3年ぶりの鈴鹿。休みの日はあまりカメラを持つ気にはならないが、やはり知り合いが出ているとなれば、ばしばしと撮ってしまう。

 久しぶりにFJを見て、やっぱり格好いいなと思う。スバルの水平対向エンジンってとってもコンパクトで低重心。ゼッケンの「17」の下に見えているのがエンジンのヘッドカバー。背中に2つ出ているファンネルがキャブである。エントリーフォーミュラとしては完璧なパッケージング。

 さすがにEA71がもう生産できない、ってことになり、FJ1600の後継になるのがスーパーFJ。なぜかスバルではなくHONDAフィットの1500ccが選ばれた。しかも羽付き。

 まるっとそのままフィットのエンジンが乗っかって妙にでかい。オイルパンも含めて丸ごとフィット。オルタネーターもVTECも付いて、とにかく重そう。重心も高い。組み合わされるミッションは、レース用の戸田ドグミッション。樹脂インマニの後ろ側にファンネルが付く。走っている音を聴くと、やっぱりこっちの方が相当パワーが出ていそうである。シリンダヘッド1mm面研にバランス取り、FJ用ECUだそうな。タイヤが同じだからコーナー中は、重心が低いFJの方が少し有利みたい。

 ドライバーは集中していて話している場合じゃないので、グリッドでできることと言えば写真を撮ることぐらい。メカニックたちとともに追い出されると、自転車で1コーナーまで激走する。フォーメーションラップの速度が遅かったらしく、何とか間に合ってスタートから撮影。同じような写真を淡々と撮るのみ。

 近くのおしゃれなカフェで自然食なランチを食べて帰る。もちろん、下道で。