6月3日

 意識混濁状態でボーリングをやった後、家に帰ったらすぐに意識不明状態に推移していった。ひどい二日酔いで目覚めると午前2時すぎ。さまざまなホームページのチェックなど、ごそごそやっているうちに、だんだんと酔いも引いて、目がさえてきた。気が付くと、外から鳥の声が。窓の外を見ると、空が薄明状態。とても天気がいいらしい。

 最近、思う存分のドライブをしていないので、むらむらと変な気分になってきた。すかっと抜けるような青空の下、朝のさわやかな空気に包まれた高原を、オープンで走り抜けたい。

 と、考え出したら、いても立ってもいられなくなってきた。今日は仕事だったのだけれども、早朝、ほんの少し走りに行くぐらいなら、かまわない。5時すぎ、シャツでは少し肌寒いぐらいの外に飛び出し、運転席に座った。

 向かったのはビーナスライン。松本から蓼科までの高原を結ぶ有料道路だ。午前8時までなら料金所は開いていない。車もまばらな市内を一気に走り抜け、高原への道をひた走る。他にじゃまな車はいない。標高600メートルの松本盆地から標高2000メートル付近まで駆け上る急な坂道を、1速までたたき込みながら駆け上った。

 朝の高原道路は爽快の一言。朝靄に包まれる嶺々を横目に見ながら、自分の好きなペースで走る。八ヶ岳、蓼科山、北アルプス。コーナーを駆け抜けるたびに、青空をバックに、薄くなりつつある雪化粧をたたえた山岳のパノラマが左右から現れては消える。さっと視界が開けると、そこは霧ヶ峰。道も直線が多くなり、少々危険なスピードまで上がってしまう。

 気温はまだ低い。ヒーターを全開にしていれば、水温90度、油温110度で安定する。内側が丸坊主になったタイヤのグリップが少々あやしいが、思ったラインを描くぐらいの余裕はまだあった。

 結局、2往復した。ぐったりしつつも、妙な満足感を感じながら8時すぎ、下山する。燃料タンクからは半分以上のガソリンが消えた。

 愛知から親が来たので、昼食をともに食べる。午後、富山のけんさんがパーツを受け取りに遠征してきたので、左フロントのサスペンションと、フェンダーを渡す。

 先ほど、仕事場で、けんさんからもらった鱒寿司を夕食として食べた。とても美味。

 あれ、いつ仕事したんだろ?