6月28日

 会社の研修ということで、4月に入社したばかりの若者を1週間交代で受け入れて、あれこれと教えることになった。どんな仕事でも、手取足取りのマニュアル人間は役立たないのであって、本当は何も言わないでも学んでいって、行動して欲しいのだが、そこは業務、仕方がないから一緒に行動してあれこれ教えるしかないのである。

 このサイトを始めたのが6年前なので、自ずと入社したての人たちとはちょっと年齢が離れていることはバレバレである。いつまでも駆け出し気分で責任も感じず働いていたかったのだが、そうは問屋は卸ろさないらしい。もらっている給料はあまり変化がないのに。

 どんな業界でもそうだと思うのだけれど、やっぱりいっぱしに稼ぐことができる仕事って、基本は人間関係なのだから、人それぞれでなかなか教えにくい。僕ができることと言えば、度胸を付けるぐらいのこと。なので、緊張する相手とお話をする機会をつくろうと、江南市の副市長に頼んで一席、設けてもらった。

 江南市の幹部とともに、新人を攻めて攻めて攻めまくって浴びるように飲ませてふらふらにしてやった。翌朝も早い時間の仕事を押しつけてやる。僕は仕事をすっぽかしてホテルで寝ていると予想して、それぐらいのことをする奴の方が大物だと思ったのだが、ちゃんと時間通り起きたらしく、そつなく仕事をこなしてくれていた。羽目を外してくれた方が面白いのに。物足りない。

 何だかんだとジェネレーションギャップを感じている自分がいる。