6月23日

 お休みをもらっていたので、工場に出掛けておもむろに雅久号をジャッキアップ。今回ブレーキパッドを新調するので、まずはブレーキローターを研磨するために取り外す。

 現在付けているのが1ヒートあたり1ミリ弱しか減らないエンドレスのレース用パッド。NA6CEの小さなブレーキで1時間、全開走行をしてそれだけしか減らないというのは正直驚異的だ。下手なパッドを入れると、2ヒートぐらいで燃え尽きる感じになる。

 ヘタをすると3レース=1年間もつかもしれないのだけれど、レース以外にも練習や、おわらサーキットでの走行もあるので、2レースで寿命を迎えた。まだ、おわらや間瀬の練習に行けるぐらいに残っているのだけれど、新品のパッドを入れるのなら、ローターを研磨しておきたい。

 なぜならスペシャルな性能に対応したスペシャルなお値段がするから。さすがに攻撃性も多少はあり、少しでこぼこしたローターは研磨しておかないと、高いパッドをでこぼこに合わせて削ってしまうことになり、もったいない。

 ブレーキをチェック。シール類も燃えずにきちんとしているので、OK。リアはまだ半分は残っていて、本来ならばフロント側だけ変えればよいのだけれど、エンドレスがブレーキのラインナップを変えてしまい、まったく同じパッドが手に入らないという。利き具合が違うと困るので、念のため、前後同時交換する。もったいないけれど、レース前にチェックできないので仕方がない。

 リアの足回りも組み替えのために取り外す。夜中の大雨がうそのようなかんかん照りで、汗だく。

 2時間ぐらいで作業を終えて、まだ時間があるのでふらふらっとロードスターで開幌して出掛ける。西に向かって走って日光がかなりつらい感じだったので、おとなしく幌を締めてエアコンをがんがんにかけて走った。

 向かったのは金沢。山の上の方にあるカフェ・シャルマダイニングヒルでお茶をして、ひがし茶屋街かいわいに車を止めて、街歩き。遠くに見えた坂道が気になったので、卯辰山方面へと歩き出す。花菖蒲園ではショウブが見ごろを迎えていた。金沢っていろいろな場所にお金が使ってあるなあ、と感心しながら歩く。

 ひがし茶屋街は、午後6時すぎだったこともあって、がらん、としていた。国の重要伝統的建造物群保存地区になっていることもあって、お金を使ってちゃんと街並みが整備してあり、情緒たっぷり。

 ひがし茶屋街を抜けて、西へと歩く。普通の街並みなのだけれど、景観がきちんとしている場所も良いけれど、生活が感じられる街を歩くのも楽しい。ぐるりと浅野川沿いを戻って主計町茶屋街。ひがし茶屋街近くでごはんを食べて富山に帰ってきた。