6月12日

 ハイカムをプチカムに交換し、4連スロットルを外してNB6のシングルスロットルを付けたのが現在のエンジンの仕様。圧縮比が高すぎてかなり点火時期を遅らせないとノッキングが出るけれど、3000回転も回せば十分なトルクが出て燃費も良くて、すっごく気に入っている。

 が、一つだけ気に入らないのがスロットルポジションセンサーなのだ。NB6はリニアスロポジで電圧でスロットル開度が分かる仕掛けになっている。問題なのは、アイドル接点がないこと。電圧レベルからアイドリングを自動的に検出できるように学習するのだけれど、このプログラムがまったくもってだめだめらしく、勝手に変な学習をしてしまって、アイドリングが検出できなくなる現象が出てしまう。

 Freedomの電源が入ったときの電圧レベルを学習しているみたいなのだが、電源が入る=クランキングをしていて電圧が低くなっている、というときなので、どうも変なレベルを学習してしまう。アクセル踏んでないのに、アクセル開度が2%〜5%みたいな。その都度、全閉レベルを手打ちすると調子が良くなるのだが、しばらく調子が良くても、そのうちに再びアイドリングを検出しなくなってしまう。

 アイドリングモードに入らなくても、エンジンが止まりそうになるのだけれど、アイドリングはする。困るのは、エンジン始動時にアイドリング検出をしていないとエンストしてしまうことだ。始動後5秒ぐらいアクセルをふかせばなんとか大丈夫なのだけれど、鬱陶しい。アイドリングモードに入らないと、普通に車庫入れをするときもエンストしやすくなってしまう。アイドリングの調子が悪い車って、はっきり言って捨てたくなる。

 いろいろ試してみた。学習方法の選択だとか、全閉レベルの学習中止とか。が、Google先生に聞いてみたところ、学習停止フラグはFreedomのバージョン6.30以降に有効で6.18な僕のFreedomでは意味がないらしい。

 Dジェトロで動かしているから、スロポジなんてアイドル検出と非同期噴射、加減速補正ぐらいにしか使っていない。まったくもって無駄な苦労をしているのが、本当にばかばかしい。

 NA8Cの吸気管や水回りを組み合わせるなどして、手間をかけて付けたNB6インマニなのだけれど、NA6CEノーマルに戻してしまおうと企んでいる今日この頃なのだ。