6月10日

 仕事を終えてから、またロードスターに乗っていつもの山道へ。昨日、F1を見て(モントーヤのエンジンブローを見届けて意識を失った)寝不足だったため(朝起きたら座椅子に座って寝ていた)か、体調が良くなかったので、あまり乗れた気がしない。リアが流れずに、プッシングアンダー状態の格好悪い走りとなってしまった(壁やガードレールに突っ込みそうになる状態とはちと違う)。ほとんど溝がないFM901のせい、というわけではなく、ただ荷重の乗せ方が甘々なんだろう。散々だったけれども、ほんのひとかけらのヒントを得た気がする。

 日本代表の試合がないためか、8時すぎぐらいからぽつぽつとドリフターズが集まってきた。まず上がってきたのが、ターボチェイサー。いかにもってな車。次に上がってきたのがタイプRシビック。この人はドリフターではないのかな。次はS15のシルビア。これもいかにもな車。

 ドリフターズが好きなのは、中腹より上のコース幅が広い区間。本気で走ればかなりスピードが乗る。その速度領域で、流しっぱなしでコーナーをクリアできたら本当に楽しいんだろうけれど、たぶんドリフターズたちはそんな走り方ではないと思われる。麓まで聞こえる空ぶかしの音と、スキール音を聞けば、何となく、どんな走りをしているかが想像できる。

 僕のお気に入りは、それよりも下。タイトなコーナーが連続している。振りっかえしで曲がったら楽しそうな場所がある。僕の腕では飛距離がありすぎて、全然かなわぬ夢であるが。勾配がきついところと、ほぼ平坦な区間に分かれる。

 ドリフターズが集合しだしたので、下山。買い物をして、へばりついてしまった虫を落とすために洗車場へ。左リアの「ガタガタ」という異音がいくらなんでもひどいな、と思ったので、車高調を組み直すことにした。時間は午後9時半。

 ジャッキアップして、トランクに頭を突っ込んで、車高調を外す。家の中に持っていき、流し台でまず水洗いしてきれいにする。アッパーマウントをショックに固定しているボルトがゆるんでいるんだろう、と思ったらどんぴしゃで、きっちり組んで再びサスペンションに組み付ける。

 走ってみると、見事に異音が解消していた。こうなったら調子に乗って右リアもきっちり組みたくなるもので、たぶん10時半を回っていたと思うが、右側をジャッキアップ。トランク内の作業は右側の方が極楽である。ちゃちゃっと作業を終わらす。夜中の駐車場でトランクに首を突っ込んでごそごそやっている姿は不気味だったに違いない。

 これで、異音が一つ解消した。と思ったら、ステアリングを左に切ったら出る異音がこれまでで最大の音がした。すえ切りをしたら「バキン」と音がしたのだ。メンバーの増し締めで直るのか?

 これでリアの「ゲコゲコ」という異音と、「バキン」という異音だけになった。そいうえば、グローブボックスあたりからも「キチキチ」音が鳴っている気がするな…。