6月1日

 鈴鹿クラブマンレースへ。なんと、参戦5年目のDさんが雨のフルコースでポールポジション! 2位を1.5秒も引き離す快走だった。Dさんは、晴れと雨の区別が付いていなかったみたい。ドライと同じタイミングでコーナーリングしてしまい、挙動を乱しながらも曲がっちゃったという。予選トップというのは、どれだけ難しいかが何となく分かるだけに、すごさを実感する。

 前にはマーシャルカーだけ。ミハエル・シューマッハもここからスタートを切ったんだ、と思うとぞくぞくっと寒気がするぐらいの感動を覚える。それにしてもトップってこんなに前からスタートするんだと、歩いてみて改めて実感した。僕なんか、160メートルぐらい後ろからの眺めしか見たことがない。

 FJ1600はいまのところ、今年までのレースで幕を閉じることになっている。鈴鹿はコース改修のため、今年のこの後のレースはすべて西コース。期待するのはもちろん、FJ1600最後の鈴鹿フルコースで表彰台だ。

 たぶん、慣れていない角度でシグナルを見たためだろう、一瞬ためらいがあって完璧なスタートではなかった。2番手で1コーナーに進入。7番手からジャンプアップしてきたFJの匠にもかわされ3番手。ここから、3台でトップ集団になって差しつ差されつに持って行けるか、これからだ、という4周目で、スプーン進入で後ろの車がDさんの左リアに追突。レースを失ってしまった。ここからがおもしろい、というところだったので非常に残念。これがレースだという言葉で片付けるには、ちょっと納得のいかない結末ではあった。頭を次のレースに切り替えるしかない。

 レース屋さんに今、FV2Kがあるとのこと。レンタルで乗る人はいるものの、普段は動いていない状態。「どうだ、走らないか」と誘われる。本気で迷っちゃう自分もいたりする。実は富山からだと間瀬と鈴鹿ってそんなに距離が違わない。鈴鹿がちょっと遠いぐらいか。朝、いかに体調を整えて間瀬サーキット入りするか、という訓練は今のところ成功しているので、鈴鹿までの距離は問題にはならない。今の方が、4年前よりはいろいろ試せそうな気がする。

 昨年から始まったスーパーFJも、今回のレースで10台しか出走しておらず、かなり微妙な台数。一方、FJは23台。まだまだ盛り上がっている。レース村の中でも、来年以降の方針は固まっていないみたい。

 近くで見てるとやりたくなっちゃうのは間瀬も鈴鹿も同じ。とりあえず今は7月末にある耐久第2戦のことだけを考えていよう。