ミーティングの一番の目的は、やっぱり数多くの車の知り合いに、いっぺんに会えることである。広範囲に広がっている人たちであるから、もしミーティングがなければ2度と会えない人がいるに違いない。無条件に集まることができる機会は大切にせねばならない。
今年のメインのイベントは、当日ではなく前日夜であった。ありとあらゆる「濃い」メンバーたちが集まり、マニアックな談義に花を咲かせる飲み会が催されたのである。こんな集まりに参加できる、この幸せ。
去年は松本に住んでいたのでとっても近かった軽井沢であるが、今年は名古屋からの参戦である。若干遠くなった気もするが、誤差の範囲内であろう。大阪の某氏と一緒に行くことに決めて、地下鉄・藤ヶ丘駅に来てもらって名古屋インターから高速に乗る。雨が降っているのが非常に残念であった。
松本までの200キロの道のりは、一人で走ると後半部分で退屈だったりするのだが、二人で乗っているとあれこれマニアックな車談義に花が咲き、それほど苦にならない。あっという間に松本に到着し、富山組と合流する。
去年と同じ道を案内して軽井沢入り。ミーティング会場でしばらく過ごして、いよいよ地獄の飲み会本番である。みなさんの夕食を買いに外へ出かけて、戻ってみたら、20畳の部屋に30人ぐらいが集まっていたので面食らった。ものすごい人口密度と熱気である。臆病で小心者の僕ではなかに入っていけない。
スタートで飲み過ぎてあっという間にぶっ倒れてしまったら、いつまでもだらだらと飲んでいるに違いない「濃い」メンバーと濃いお話をすることができなくなってしまうので、最初は慣らし運転する、名古屋弁で言うところの「こすい」作戦を選択した。
目論見通り、午後10時ごろにはかなり濃いメンバーどもだけが残って依然とハイペースの飲みを続ける結果となったので、その中に交じったのであるが、そのときいた面々のなかでもっとも「薄い」と思われる僕は、迫力に圧倒されるばかりであった。
酔いを醒まそうと風呂に入ったら、余計に酔いが回って地球の自転を感じるようになったので、布団に潜り込んで意識を失った。
そんなわけで、ミーティング当日は力が入るわけもない。のろのろと会場を回って、各ショップやフリーマケットを冷やかして、閉会式の前に会場を後にしてしまった。このページを見ていて声をかけてくださった人が2、3いたのだが、あまりお話をすることもなく、つれない対応をしてしまった。前日に燃え尽きてしまったのだから、致し方ない。
帰りは、佐久平から諏訪に向かえば近かったのだが、大阪の某氏に松本の良さをしってもらおうと松本経由で帰宅。標高2000mに寄り道して帰宅した。