本屋に行ったらRoad&Ster31号が売っていた。ロードスターが載っている本なら衝動買いしてしまうくせがあるので、もちろん、気が付いたらレジで精算を済ませていたのである。
いろんなところで、この雑誌の悪評を聞くけれど、存在意義は認めたい。定期刊行されるロードスター専門誌はこれ一つしかないのだから、応援したい。
けれども、やっぱり専門的なことはまったく書けていないのが困ったところで、チューニング関係の記事は素人の僕が読んでも間違いがたくさん見つかる。ライターの勉強不足や、企画の立て方のまずさが目立ってしまうのである。
今回も「BPエンジンを考える」というページがあったので、これは面白そう、と思って開いてみたら、ただ単に分解に立ち会って写真を撮って並べただけの代物であった。しかも間違いだらけ。分かったことと言えば、パーツを並べた写真を通じて、B6もBPもほとんど同じ構造なんだな、ということぐらいか。B6チューンができれば、全く同じようにBPもいじれそうである。さすがに、ポートなどの加工はまた別のノウハウが必要そうだけれど。このページを読むくらいなら、このサイトを読んだ方がよっぽどましじゃないか、と思うのは思い上がり? 雑誌は有料。お金をもらって書いているプロなんだから、もう少しきっちり取材して書かないといけないと思うのだが。
なんだか、文句ばっかり書いてしまったけれど、僕はこの雑誌の存在意義を認めているのである。きらいじゃ、ないんだよ。
やはり、新しいパーツやチューニングの動向が分かる、というのは、一オーナーとしてありがたい。内容を鵜呑みにしない、というのは大前提であるが。
この号では知っている人が何人か出てきている。松本のディーラーの店長も名前だけ載っていた。何と、筑波のNR-Aパーティーレースでクラス2位にちゃっかり輝いていたのだ。初めて知った。ミーティング紹介でも知っている人が何人か載っていて、にやけてしまった。
これからは、前半部分のパーツインプレやチューニング特集よりも、後半のミーティング詳報やユーザー紹介、クラブ紹介に重きを置けば、ぐんと存在意義が増すはず。やっぱり、オーナーにとって雑誌に載るのはうれしいものだからね。もう少し、ユーザー側に重きを置いた記事を増やしてほしいものである。
そんな僕も、ちょびっと写っていてちょっとうれしかったりして。