DさんのWEST07J。9日のレース決勝を前に、セッティングの方向性でレース屋さんとじっくりと議論。しっくりこないセッティングに予選順位が不本意なものになってしまった。じゃあ、レースでさらに上を目指すためにどうする? という話し合いをずっと続けている。あれこれあれこれ。走ってない人間にとっては、突っ込みようのない話し合い。
リアの動きがしっくりこないらしい。で、喰ったと思ったら唐突に滑って収まらないリアをどうするか。分かったとレース屋さん。今のまま走ったところで同じ順位に甘んじるしかない。じゃあ、思い切ってセッティングを変えようと。
でね、ダンパーの固さを変えたり、空気圧を変えたりするんだけれども、変えるまでが違うわけ。5分ぐらい、写真に写っているところをじっと見ていたと思ったら、ウイングを押して足回りを縮めてみたりとか。スタビライザー(たぶん)をいじるのだけれども、1度で決まらない。セッティング変えるだけで30分ぐらい。実際の作業時間は5分ぐらい。その間、ずっと部品をにらんでいるわけ。すごい。
セッティングが納得いかないDさんの話を聞いて、今日は東コースだったので、じゃあ、S字とか逆バンクで車の動きを見ていましょう、と、スタート前に移動する。いやね、コントロールラインのところからS字までって、コース外側から行くと1キロぐらいあるんで、けっこう遠いの。逆バンクのところにトンネルがあるのだけれど、なぜか鍵がかかっていて行けなかったので、かなーり遠回り。
S字とか逆バンクの動きを見る限り、東京R&Dの車とかなり違う。ドライバーを中心にヨーモーメントがきれいに出るR&Dに対して、WESTとかオスカーはフロントとリアがばらばらに動いている感じ。逆バンクのラインが顕著で、オンザレールな動きでクリアしていくR&Dに対し、他の車はラインがどうしても外側にふくらんでしまう感じ。一生懸命走るDさん。楽々走っている(ように見える)R&D。この違いはいかんともしがたい。
楽々速いR&Dに対してどうするか。じゃあ、もっと苦労してコーナーを曲がるしかない。で、レースではかなり曲がりづらい感じのセッティングを乗りこなせなくて、うまくいかなかったんだけれどね。難しい!