最近は、信州に行くのは下道だったのだが、今日はツーリングをしたかったから高速を使うことにした。お金で時間を買って、その分の時間、ワインディングを走るのだ。
小牧から伊那まで高速で行き、国道361号で高遠。国道152号で杖突峠。茅野に下る。信州の山ってやっぱりきれいだなと思いながら山間の道をぶっ飛ばす。
茅野から国道20号。諏訪インターの近くを通って、レアな県道から霧ヶ峰を目指す。2速でもなかなか登っていかないぐらいの急坂をひたすら走る。気温は20度もないから、水温、油温も問題なし。
池のくるみを通る。蓼科山までの眺望はため息がでるぐらいの景色。まだ、春が来たばかりという趣で、雪はないけれど、茶色の風景。それでも、丘の曲線は女性的で素晴らしい展望が開けている。まさに別天地。
ビーナスラインをひた走る。すでに夕方5時半ぐらいだったから、貸し切り状態。まだまだ太陽は高いので、ときどき開ける景色を見ながら、走る。よそ見していると危険なスピードなんだけれど。
標高2000mの山本小屋手前のパーキングへ。
ここまで上ると外気圧は600mmHgを切る。4スロでも、スロポジ制御なら外気圧補正で燃料を削ってまったく問題がない。ところがDジェトロだと、走るのがやっとというぐらいの大変なことになる。外気圧補正で燃料を2割ぐらいカットしているのだから、さすがにパワーダウンは感じるけれど、レスポンスは良いので気持ちよく走ることができる。4スロDジェだとこうはいかない。
せっかく来たのでちょっと歩いて高台へ。太陽が北アルプスに沈む手前なのだが、晴天だけれどももやがかかってあまり視界がなく、残念。陽が沈むと山の上は真っ暗になっちゃうので、足早に車に向かう。
ガソリンもちょうど良い具合になくなったので、給油。携行缶に20L積んで助手席の足下に置いて運んであった。これまでも霧ヶ峰の標高1500mでヘッドカバーを開けてバルタイ調整をしたことがある。今回は、もっとも高い場所での給油記録達成。独り新記録更新でむなしいガッツポーズ。
同じ道を引き返すのもつまらないので、美ヶ原高原美術館の脇を通って武石村の方面へ向かい、武石峠から美ヶ原林道。
美ヶ原林道は、松本にいたとき、仕事をさぼってさんざん走りまくった場所である。ドリフト族によって若干荒れてはいたが、以前のままで安心した。
ひたすら峠を走り、今松本で友人と待ち合わせ中。