バレーのせいでF1放送が45分も繰り下がってる…。起きていられるか。
耐久レースで一緒に走っている群馬のじょう氏のおうちに泊めてもらうことにして、雅久号で下道で行くことに。信州のワインディングロードが待っているのに、高速なんかで行ってられない。朝きちんと起きて、T.O.R.Fにある雅久号を洗車してから出発。午前8時ぐらい。
国道41、471、158号で松本入り、というのはたぶんだれでも同じ。国道158号の波田町に入るまでは、信号も少ないので時間が読める道。ただ、この時期は観光バスが連なって走っていると、のろのろな流れになってしまうので注意が必要。実際、引っかかってしまった。
国道158号を松本の市街地まで突入してしまうと、かなり時間をロスするので、新島々駅付近から必殺たんぼ道を通る。びゅーんと7、8キロをワープして新村あたりで今度は梓川の堤防道路へ。ラーラ松本横をびゅーんと走って国道19号を横切り、松本トンネル方面へ。通行料100円をけちって、トンネル手前で右折し、松本市街へ。
6年前まで住んでいた街がどう変わったかを見ようとぐるりと1周回ってみた。ああ、懐かしい。変わったところもちょくちょくあるけれど、あまり変わらない。
街の中を歩こうかとも思ったが、時間がなくなってしまうので、女鳥羽川沿いを走ってかつてのすみかへ。平屋の古くてぼろい借り上げ社宅だったが、3部屋あったうちの2部屋をエンジン製作部屋にしてしまい、庭先に鉄パイプを組んだ3脚を立ててエンジンを載せ替えたあの家だ。玄関前に自転車が置いてあるところを見ると、住人がいるらしい。6年前の部屋がどうだったかを知ったら卒倒するだろう。
5分も走ると山道に入る。「いつもの山道」を通って美鈴湖。標高2000メートルの美ヶ原まで一気に上がる。下で買った缶コーヒーを飲んでちょっと休憩して、武石峠から東信へ。丸子町の裏道から旧東部町に抜け、上信越道の東部湯の丸インター前からサンライン。湯の丸高原に向かう急だがアベレージを上げられるなかなか良い県道を駆け上り、嬬恋へ。国道144号に入って草津温泉。
時間がありそうだったので、温泉につかってリラックス。ドライブ&高原の空気&温泉で命の洗濯、ってなかんじ。
オオミチファミリーの予想到着時間をにらみつつ、榛名山からイニDコースを通って前橋へ。雨が土砂降りになっていて、間瀬仕様の足では怖くてまったく攻めることはできなかった。
まったく土地勘がない上に地図がなかったので、携帯で断片な地図を調べつつ、藤岡へ向かう。小さな画面のため、断片的な情報で分かりづらかったが、国道17号の曲がり具合が納得できなかったので、前橋インターから関越自動車道。高速に乗ったのじゃなくて、側道を走った。そのうち上信越道と交わるだろうと予想して走っていたら、突然、北関東道とのジャンクションが出現して北関東道がどう走っている道かも知らないので、パニックになったが、側道を走るのをやめたら藤岡市に入っていた。富山から高速を使ってきたオオミチファミリーとほぼ同時刻に到着。いま、Googleで地図を見てみると、かなり絶妙なルートを選択したみたい。
午前8時に出発し、午後1時半に草津の湯に到着。3時までゆっくりして、午後5時半に藤岡市に到着。そんな下道の旅。
夕方から宴会が始まってビールを飲むうちに意識を失う。
朝起きたら雨。「晴れる」という軽井沢マジックは今年で終わるのか。午前8時すぎに会場に到着したら、軽井沢駅前からロードスターの渋滞になっていた。駐車券を確保したおかげでけっこう良い場所に駐車。
ぐるっと会場を一周して、富山の仲間とともにすぐにショッピングモールへ。牛丼や中華丼にもあきたので、昼食に石焼きビビンパを食す。ミーティングに来てるのに会場に半分もいない感じ。毎年のことで慣れて来ちゃったし、特に欲しいパーツとかもなくなってしまったので、なんだかぐだぐだな過ごし方。
お昼過ぎには雨が上がって今年も軽井沢マジックは健在だった。会場でまったり過ごして、午後3時を迎える。
行きも下道なら帰りもやっぱり下道なのだ。1人で淡々と帰ろうと思っていたら、ロンリーマン氏が「付き合う」と。ほほぉ、普通の人間ならたぶん怒っちゃうぐらいのぐねぐねな道を走っていくのだが耐えられるか!
走りたいのは「千曲川ビューライン」という広域農道。千曲川の左岸って、御牧原という台地になっていて、この台地にある農地を縫うように、広域農道が走っているのだ。広域農道って「産地から野菜を出荷する際、少しでも時間を短くするように」という論理で作られていて、とにかく道路の規格がものすごく立派。台地になっているからと言ったって、巨大な橋をかけてつないでしまうし、とにかく真っ直ぐ走れるように造ってある。
しかも、いくら立派な道でも、農道は地図上では目立たないように描かれるし、カーナビでも絶対にルート検索しない。地元の人しか走らない、がらがらな道が延々と続くのだから、最高なのである。お巡りさんもいないし。
2台で会場を出て、国道18号バイパスから裏ルートを使って佐久へ抜ける。たんぼ道を走ってビューラインへ。ビューラインという名の通り、展望が良く、浅間山が美しく見える。
丸子町からは同じルートで帰る。午後3時半に出発し、標高2000メートルへ行ってしばし休憩を取ったりして松本に到着したのが午後6時半ぐらい。午後9時前には富山に到着した。
「地獄のしごきルート」を走ったロンリーマン氏曰く、「今回のミーティングで一番おもしろい道だった」。お互い、好き者ですなあ。
さて、F1が始まるからここら辺にしておこう。