最近、お経のような音楽がはやっていて、ラジオから流れてくると思わず止めたくなる。ヒップホップだとかラップが流行しているのは理解できて、良いものは良いと思うのだが、その流行に悪のりしている連中の音楽までじゃんじゃん流れているのには閉口する。ラジオ局の人の良識に期待したいのだが…。
で、「Love&Peace!」などと今の若者の琴線には触れないかもしれない言葉を叫んで、最近あまりはやらない真っ正面のロックに、沖縄の音階を融合させたgulffのライブが名古屋であったので、仕事を早く片づけて行くことにした。1年半前から名古屋に来るたびに見に行って応援しているのだが、一緒にライブハウスで演奏していたというオレンジレンジに比べて、まだまだ下積みの状態である。それでも、夏の高校野球の沖縄大会のテーマソングに採用された、というからじわじわと人気が上がってきているようだ。
ばりばり仕事を片づけていたら、夕方、上司から電話があった。「あの仕事はどうなっている?」とのこと。まったく聞いた事がなかったので、「はっ?」と聞き直したら怒られた。急きょ、新川町まで行くことに。しょうがないから、とりあえず車に乗って、信号待ちのときに仕事をしながら向かうことにする。
仕事が終わったのが、ライブが始まる時間。幸い、名古屋までは近かったので、国道22号を暴走デミオでぶっ飛ばし、なんとか駆けつけておしまいの2曲だけ聴くことができた。やっぱりこの1年半でだんだんとうまくなっている。3枚目のアルバムを買わなければ。
やっぱりお経じゃなく、ロックのリズムが好きなのだと実感。流行に流されず、地道に自分たちの音楽を追究している姿がすがすがしい。演奏後、外に出てきたメンバーに「最高!」と声を掛けた。