小学5年生が岩倉市の五条川の中の生き物を観察している場面に出かける。
尾張地方は木曽川の治水のための堤防で仕切られているから、自然の川がない。上流には池や水門があって、流量が調整され、管理された川だ。長良川とか梓川とかの清流とは違うが、中に入るとそこそこ生き物がいる。目立つのがマゴイ。市民団体が放流しているから、それこそうようよと泳いでいる。
網を水に入れて上流の石をひっくり返したりして捕まるのはヒルばかり。子どもたちはきゃあきゃあ言ってなかなか触ることができない。おそるおそるピンセットでつまんでバケツへ。ヒルならつまんでも大丈夫だが、小さな川虫とかはピンセットでつままれて原形をとどめないあわれなことに。
小学生のころを思い返してみると、水の中で良く遊んだもんだ。家の前を流れていたどぶ川でザリガニを捕まえたり、アメンボの足をむしってみたり。5年生ぐらいのときは祖父と近くのため池でフナ釣りをしていた。
ヒルなんか、どぶ川に入っていると足に2、3匹付いていて血を吸うものだから、足が血まみれになることもしょっちゅう。
そんな自分の原体験を思いだした。いまだって、車をばらしてみたり、オイルをかぶったりしているのだから、本質は変わっていない。