仕事場にこんなものがあったから持ち帰って冷やして飲んでみた。23日に発売になるキリンの「第3のビール」である。製品版じゃなくて、お試し用の250ml缶である。
代用ビールって、ドラフトワンで懲りた覚えがある。数年前、同じようにお試し用を飲んだとき、一口飲んでそのしゃびしゃびさ(しゃびしゃび=名古屋弁で「薄い」の意味)にびっくりするぐらいで、「何が悲しくてこんなもの飲まなきゃならないんだ」と酷評したら、それがけっこう売れていると聞いて驚いたもんだ。安ければ良いって訳じゃないと思っていたのだが、安いということに惹かれる消費者もいるっていうことは分かった。
日ごろ飲んでいるのは淡麗。あまりにも量を飲むので、普通のビールじゃもったいないから。「淡」なのだから、あの味で納得ができる。
話は戻って「良質素材」。「どうせ、でらしゃびしゃびでうまくないんだろうなあ」と思いつつ、ぷしゅっと開けて飲んでみる。
「……」
「け、けっこういけるんじゃないの?」
け、けっこういけるんじゃないの?
はっきり言ってびっくり。ちゃんとビール味。淡麗からクリーミーな舌触りともうひと味を抜いた感じではあるけれと、グラスにつがれて「淡麗です」と言われたら分からないかもしれない。驚いた。
製品版はまた違う味なのかもしれないけれど、1回買ってみて、それで満足なら、淡麗から乗り換えるかもしれない。それぐらい、うまくできている。キリンも、こんなの出して大丈夫なのかしら。淡麗が売れなくなっちゃうのでは?
みなさんはどう思われるだろうか。見つけたら1本買って、飲んでみて。淡麗ファンなら「許せる」カモ?