今日も夜のお仕事。なぜか佐屋、佐織町と八開、立田村が合併してできた愛西市に行き、市長選の自民党候補の選挙事務所に行く。
尾張地区の選挙は昔ながらの光景がいまだに見られる。選挙事務所では、酒食を提供してはいけないと法律で決まっている。が、なぜかここは選挙に勝つと、ビールやらすしやらつまみやらがわんさか配られる。事後買収と言われても反論できないと思うのだが、勝てば官軍、警察も勝った人に対しては、よほどの選挙違反がない限り動かない。民主主義って?
で、愛西市長の選挙の事務所に行くと、ウーロン茶しか用意していなかった。おお、さすがに露骨に出しておくのはやめて、結果が分かるまでは隠しておこうという気配りなんだなと思ったが、その候補が僅差で敗れたので選挙事務所の奥から酒食が出てくる様子は見ることができなかった。今ごろ、事務所の奥で腐っちゃってるのかもしれない。
旧佐屋、佐織の町長同士の争いとなった選挙。当初は地区対決の色合いが強かったのが、なぜか自民vs民主の色合いが加わった。ところが、ふたを開けてみると、政党の後押しはほとんど意味がなかったのでは、と思えるような結果である。
「どうせ変わらない」「くだらない」と思って選挙に行かない人が多いが、みんなが「変えてしまえ」と思えば本当にがらりと議員やら首長やらを変えられる時代になりつつある。