そういえば、ノーマルエンジンに積み替えた後、水温が下がった現象の顛末を書いていなかった。
街乗りでは普通の水温なのだが、高速道路など、一定の負荷と速度が続くと水温が70度まで下がってしまう。これはサーモスタットだろう、と思ったのだが、自信はなかった。ヘッドカバーを外してみて分かったのだが、なにせカム回りが黄土色に変色するほどオイルが換えられていない。オイルすらまめに交換しない人(1万キロぐらい交換していないのではないか)が、ローテンプサーモを入れるほどまで水温を気にするのだろうか、という疑問があったから。回す人だったら、水温よりもオイルの鮮度に気を遣うのが一般だから。
部屋に落ちていたノーマルのサーモスタットを手に、アッパーホースを抜いて分解し、サーモスタットを取り出すと「65」の数字が。やはり、ローテンプサーモが入っていたのだ。交換して、原因も分かり、ようやく安心できた。
僕自身の考えでは、サーキットやジムカーナの出走前の暖機運転で水温を抑え気味にするのなら効果があると思うのだが、その他では効果がありそうもない。4月中旬の気温の中、街中を走って水温が90度前後で安定していたから。