気が付いたら午後1時であった。さすがに寝る時間を削っての作業は体にこたえたらしい。あちこちがだるくて寝ていたかったが、せっかくの休日を無駄にするわけには行かないので、起き出す。
バルブ研磨の続き。近くのホームセンターで40番のヤスリを仕入れてきた。電気ドリルにバルブをセットして回転させ、そこに紙ヤスリを当てる。当然、摩擦熱でバルブは熱を持つ。これがとんでもない温度になってしまう。
素手では当然無理なので、軍手をはめた。しかし、1枚では熱い。軍手の下に薄手の手袋をはめてもまだ熱い。仕方がないからもう一つ軍手をはめて、3重手袋で作業。それでもしばらく削っていると熱が伝わって来て触われなくなる。冷えるまで待っていては作業がはかどらないからすぐにヤスリを当てる。次は熱くなっても耐えて少しでも削るようにがんばる。
我慢も限界に達するというか、無意識の反射で「アッチェ」という叫び声とともにバルブを押さえていた手がぶっ飛ぶ。本当に熱い。しばらく削ってはアッチェ、削ってはアッチェを繰り返して、1本磨くのにもかなりの時間がかかる。それが16本もあるのだから、なかなか大変な作業なのである。それでも、顔が映るようになったバルブを見るとうれしい。
アッチェアッチェ
一日中バルブを削って終わるのもなんだかむなしかったので、夕方からジムニーで出かけて長島の友人と食事に出かける。うまいといううどん屋に行き、員弁郡内をぐるぐる回って夜桜見物。強い風に翻弄される桜もなかなか趣がある。
コメダコーヒーに行き、うだうだとあれこれ話す。シロノワールを食べろと言われて注文したら、巨大なパンケーキの上に大量のソフトクリームが載ったクレージーな食べ物が運ばれてきた。温かいパンケーキに冷たいソフトクリーム。そこにメープルシロップをぶっかけて召し上がれ。やばい食い物である。
スプーンとフォークが2つずつ付いてきたから2人前なのだろうが「俺は食べない」と友人。仕方ないから平らげた。ソフトクリームが一気に溶け出してくるから時間との戦いである。一気に勝負をかけたものの、さすがにパンケーキを残しそうに。しかし、残すのはポリシーでないから胃袋に詰め込んだ。さすがに胃袋がオーバーフロー気味で、胸焼けがひどい。
明日はいよいよヘッドを加工に出すのだ。