4月3日

 仕事で東京へ行く予定だったのだが、ドタキャンを喰らい、突然やることがなくなってしまったのでいじけて朝、ごろごろと家で過ごして、栄の本屋でいろいろあさって出社したら1時近かった。ま、たまにはこんな日もある。いや、けっこうこんな日もたくさんあったような覚えがする今日この頃なのであるが、人間、過去を振り返ってばかりでは前向きに生きられないので、過ちは都合よく忘れたことにする。

 名古屋は春爛漫、といった風情で、桜を始め、さまざまな花がコンクリートの合間に咲いている。空気も春、という趣だったので、どうせ急いでやらねばならない仕事もないことだし、20分ほど歩いて仕事場に上がった。

 桜もそろそろ緑色の葉っぱが生え始めて、今日明日までが見頃な感じ。てくてく歩いて名古屋城の外堀沿いを歩いて行くと、堀の内側に桜が何本か植わっていた。しかし、名古屋高速の高架があって日光を遮られているので、どこか貧弱な感じであった。そこがまた良かったりするのだけれど。

 ぼけっと仕事場で過ごして午後6時に席を立って帰宅した。自分でも思わず感心してしまうほどの素晴らしいさぼりっぷりである。

 7時に家に着いて、作業着に着替えてヘッド加工の続きに入る。一刻も早くエンジンを作るために早く帰ったのである。

 寝る間もおしんでポートや燃焼室を削っていた。どうやら、ポート研磨はインチキ研磨であるもののとりあえずは光っているので、一段落付いた模様。この土日にヘッドを加工に出すことができそうである。