4月26日

 消費税が総額表示になって、ガソリンの値段が上がったような気分になったと思っていたら、本当に上がっているのだから、嫌になる。いつも入れているガソリンスタンドの場合、総額表示で1リッター当たりレギュラー106円、ハイオク117円ほどだ。3月までは税抜きでレギュラー95円、ハイオク105円ぐらいで入れていた。ちょっと前なんか、ハイオクが103円だったのだけれど。

 消費税5%を抜いてみると、5、6円上がったらしい。総額表示にかこつけて便乗値上げしたんじゃないか、と勘ぐってしまうが、なんでも原油価格が湾岸戦争以来の高値になっているらしく、石油元売り各社が卸値を2円50銭〜3円値上げしたためだという。タイヤもこのあおりで5、6%値上げになるらしい。

 とはいえ、元売りの値上げ分にさらに2、3円上乗せした額になっているのだから、やっぱり便乗値上げのにおいが漂う。だから自己防衛する、ということではなく、ただ単にお金がないだけなのだが、ロードスターの燃料をハイオクからレギュラーに切り替えることにした。ハイオクを使うのはFJだけで十分だ。

 圧縮比11.7とはいえ、オーバーラップが70度以上なので、アイドル時や低回転時の実圧縮はノーマルより低いと思われる。その分、点火時期を上げてあるのから調整は必要だけれど、サーキットで走ったり、山道を攻めたりしない限り、エンジンがつぶれることはなかろう、と勝手に判断した。

 セルフスタンドで久々にレギュラーを給油する。最初から満タンだと、ノッキングがばりばりになってしまうと怖いので、20リットルだけ。タンクの残りが7、8リットルぐらいだったと思うから、かなりオクタン価は下がったことになる。

 緊張のエンジン始動。何事もないようにかかった。念のために、高負荷時の点火時期を下げておく。クラッチを乱暴につないだときに、がりがりっと強めのノックが出るが、ま、大丈夫だろう。アクセルを踏み込むと、点火時期を下げた分、トルク感が薄くなったが、ノッキングはしない。走りながらノッキングが出そうなところまで進角させたら、トルク感やレスポンスも申し分ないほどになった。

 なんだ、普通に走るじゃない、というのがレギュラー化の感想。さすがに、全開で高回転を常用するような走り方は怖くてできないが、省燃費運転に努めるから、問題ないのだ。