自分一人でわあわあ暴れてもだえて、痛い痛いとうるさくしつこく叫んで回り、まあ、かわいそうねえ、と、周囲の人に哀れみの感情を抱かせ、病院へ行った方がいいよなどとと、本当に優しい言葉をかけてもらっておきながら、行ってしまったのである。酒場へ。アルコールを摂取してしまったのである。翌朝、アルコールがまだ駆けめぐる頭の片隅で、自分は駄目な人間だ、などと考えて、反省したつもりにはなるのだが、飲みに誘われたりすると、ケロリとそんなことは忘れて、しっぽを振って付いていってしまうのだ。もう、駄目なのかも知れない。そもそも、飲むのをやめておこう、と考えること自体が重大な間違いなのかも知れない。こうやって日々反省を繰り返しながら、それでも酒を抑えることができず、周りに迷惑と心配をかけて生きていくことになるのかしら。
背中の痛みはどうやら、筋がつっている状態である気がする。飲みながら肝臓がやられたときの痛みを聞いたら「内側からやけどをしたような痛みがじんじんと襲う」とのことだった。我が背中は右側の背筋に力を入れると激痛が走る。くしゃみをするのが一番痛い。どうやら肝臓ではなさそうである。
筋をつったときは確か、冷やすのではなく温めるのだったと思うので、家に転がっていた温湿布を張ったら、昨日よりは楽になった。早く楽になってもらわないと、降ろした腰下をばらすことができない。