滑川駅前にあるショッピングセンターに仕事で出掛ける。スーパー社長に会うのが目的。スーパー巡りが趣味の僕なので、社長に会う前に店内をぐるぐる回って視察。さすが滑川だけあって、ホタルイカが激安で売っているのはさすが。今年は豊漁らしい。
ブリの子どものフクラギが丸ごと山積みで置いてあって、おばちゃんが山を崩しつつ物色していた。自分でさばいて食べるのが当たり前だからこその売り方。富山市内のスーパーでも丸ごと買えるけれど、ここまで当たり前には置いてない。ここら辺は漁港の街の文化を感じる。イオンみたいな馬鹿でっかい売り場のスーパーは回るだけでくたびれるけれど、買い回るにはちょうど良い大きさのスーパーで、それぞれの食品には食べ方だとか選び方の情報がきちんと提示してあって好印象だった。
ここの社長さん、10数年前は東京・吉祥寺で輸入雑貨店を開いていたのだという。父親の願いもあって滑川に戻ってきて、最近になってようやくこだわりの取り組みをあれこれできるようになったのだとか。最近は、レジ袋有料化のために奔走し、4月1日に県内の主要スーパーで有料化にこぎつけた。悲願を達成し、最近は燃え尽き気味というので、まだまだですよ、元気を出してくださいよ、と励ました。
人口3万の都市だとなかなか厳しいことも多いと思うけれど、こだわりを持った元気な人が地域でばんばん活躍してほしい。