4月17日

 いよいよ、明日の初レースに向けて最後の練習である。午前8時から走行開始なので、7時すぎにサーキットに到着するように出発。道がすいていて30分早めに西コースのピットに到着すると、いつもとは様相が違い、すでに明日のレースに備えて場所取り合戦が始まっていた。たぶん、昨日のうちに運び込んだのだろう、カバーを掛けられたレーシングカーがすでに何台も止まっていた。

 完全にサーキットはレースモードになっていて、走行枠も8時からの30分はFJ専用枠。10時すぎの枠はフォーミュラEnjoy優先枠として区切られていた。確かに、フォーミュラEnjoyが普段よりも多く、FJとともに混走したらちょっと危ないだろう。

 ドライの3月7日の西コースは初めての本コースでアクセルを全開にするのが精一杯、4月4日は雨でウエット路面だったから、今日、ようやくドライ路面で思いっきり練習できると思っていたのだが、さすがにレース前日に車を壊しては意味がないので「無理しないように」というアドバイスを受けていた。まあ、無理できるほどの腕もまだないのだけれど。

 とりあえず、1本目を走る。最初にぽんとタイムが出て、そこからあまり向上しない。台数が多く、みなさんレース前で気合が入っているので、後ろを気にしながらの走行となった。朝の一本目はこんなものだろう。

 続く2枠目は、フォーミュラEnjoyが優先。FJが走れる台数が限られるので、早めにピットロードに並ぶ。確かに、フォーミュラEnjoyが多く、クリアラップを取ることが出来ない。スプーンコーナーを練習したいのだが、200Rやコーナー進入でフォーミュラEnjoyが走っていると、アクセルを抜かざるを得ず、その周はアタックができないことになってしまう。何周かは攻められたが、思うようには走れなかった。

 お昼ご飯を食べて、1時半からはFJ専用枠。困ったことに、タイムが上がらなかった。木曜から金曜にかけて徹夜したので体がくたびれていて、集中力が続いていなかったのかもしれない。「もう駄目だ」というぐらいまで疲れているわけではないのだが、本当にサーキット走行は微妙なところがある。最後の枠は「練習にならない」とのレース屋さんのアドバイスで走るのを見送り、ほかの人たちが走るのを見ていた。

 レース前日で無理はできず、サーキット自体もすでにレースモードに入っていて、枠が決められて走る台数も多い。少しでもトップグループにタイムを近づけるための練習日としよう、と考えていたのだが、ちょっと甘かった。

 タイヤを新品に付け替えてもらい、ゼッケンやステッカーを張って明日のレースに備える。