いつものショットバーでしこたま飲んじゃって、ふらふらのままこんなものをしたためている次第である。
昨日、ノーマルエンジンでいつもの山道へ走りに行った。最近、仕事をさぼり気味なことは内緒にしておこう。
軽量フライホイールとビッグスロットルが付いているし、ROMもいじってあるので明らかにノーマルとは違う回り方をする。それに、どうやら前のエンジンよりは「当たり」らしく、高回転でもいやな感じの振動はない。
ノーマルカムのままで、エンジン始動もアイドリングもとっても安定している。前のエンジンでは、空ぶかしすると、エンストしそうになったものだが、やはりノーマルは全然そんな気配もない。静かだし、排ガスも臭くない。オーバーラップが20度だしね。
走り出すと、3000回転あたりのトルクはなかなかあって、もしかすると、前のエンジンと同じぐらい出ているかも知れない。フライホイールの軽量化でパワーバンドが少し高回転に上がったためか、5000回転あたりでは、なかなかの吹け上がりをする。
ところが、だめなのである。7000回転あたりで、やはり、苦しそうに回転が頭打ちになる。8000回転まですかーんと回っていた前のエンジンに慣れてしまった僕にとって、ちょっと耐えられない事態である。ノーマル圧縮だけれど、カムだけ変えてしまうか? 急ブレーキとともに2速にシフトダウンし、7000回転をキープしたままコーナーを抜け、そこから8000オーバーまで回して駆け抜ける、という快感を覚えてしまうと、やはり7000回転シフトは物足りないのである。わずか1000回転。されど1000回転なのである。
ところが、エンジンがノーマルになって遅くなったか、と言えば、どうなんでしょう、と言うしかない。いつもの山道で走る分には、コーナーを曲がる「感覚」はなんら変わるところがないからである。直線が長い上、上り坂である間瀬のようなコースを走らない限り、タイムに差は出ないのじゃないかしら。
そう言えば、チューニングヘッドに載せ替えたのが昨年の6月中旬だったから1年足らずでノーマルに戻ってしまったことになる。ヘッドを変えるだけで大変苦労していたのに、1年後には木曜日にエンジンをばらしはじめて、日曜日に積み替えが終了してしまうおかしな人間になってしまった。
エンジン載せ替えは、手伝ってくれる仲間がいないと無理なこと。手を貸してくれる人がいることを感謝しないとね。