例年ならこの時期、まだ朝には氷点下になることもしばしばなのだが、松本で史上初めて3月に桜が咲いてしまったような陽気。果たして、ぽかぽか陽気だった。街中を歩いていると暑いぐらいである。この時期が、信州でロードスターを味わう季節なんだろう。仕事をさぼってドライブに出掛けたい衝動に駆られる。
ところが、庭で足回りセッティングの最中である。昨日、リアの車高を下げた。調整前ですらリア指3本、フロント指3本半の車高だったのだから、今は極端な前上がり状態。リア指1本半、フロント4本ぐらいになるんじゃないかしら。
そんなおっかない状態で走りに行くわけにもいかず、我慢した。それに庭へ車を入れるのもお隣さんに気を遣わなければならない。あまり出し入れすると、クレームが直接大家さんに行っちゃったら、パーツや工具が散乱する室内を見られてしまうかも知れない。それは、まずい。
早くセッティングを終えなければならないのである。なぜ急ぐかと言えば、6日開催される北陸ミーティング間瀬サーキット走行会に参戦するからだ。もしかすると出られないかもしれない事態に陥るかも知れないのだが。
前回のサーキット走行での課題は足回りの腰砕け感。攻めていくと、ぐらり、と姿勢が変わる感覚があって、それ以上は何もできなくなる。バネやショックの固さの問題もあるだろうけれど、もしかしたら車高の高さが悪さをしているのではないか、と考えたのだ。
希望の車高は指2本が入るかはいらないかぐらい。それ以上低くすると、信州のうねった路面で快適に走ることはかなわなくなる。今回の調整で近いところまで行くと思うのだが、どうなるのだろう。
昼間やる時間がなければ、夜やるしかない。本当ならどこかの駐車場でジャッキアップしてやりたいのだが、照明が使える庭での作業となってしまう。
土の上でのジャッキアップはウマが土にめり込んで、車体が倒れてノシイカのようになってしまう可能性があるので、本来やりたくないのだが、仕方がない。実際、車体にもぐるために高めにジャッキアップしたら、作業後にだんだん傾いてきて怖い思いをした。もちろん、地面に落ちないように、外したタイヤやらコンクリートブロックやら廃タイヤやらを車体の下に詰め込んでいることは言うまでもない。でも危険。もう庭でもぐるのはやめておこう。
果たして満足行くセッティングとなるのか。