4月27日

 日曜日はRSファクトリーステージの走行会。前回のテストで08ネオバよりもディレッツァスタースペックの方が調子が良い感じだったので、ニュータイヤを投入。どんなパフォーマンスを示してくれるのかを試すのだ。

 が、天気予報では「大荒れ」だと。かなり強力な晴れ野郎が集うので、間瀬だけは晴れているかもしれないと淡い期待を胸に当日朝起きると、何となく陽が差している。新潟は大丈夫かも知れないと思うも、すぐに曇ってきて間瀬に到着してもやっぱり雨が降っていた。

 ニュータイヤはドライ状態で走っていないものだから、接地面にプリントされた文字すら消えないぐらいの新品さ。とりあえず、軽いウエットの状態で走行するが、やっぱり滑る。レースではウエットもあるのだから、限界まで攻めたいと思ったけれど、次週にレースを控えているのに車を壊しては元も子もないからそうっと走った。去年はレース1週間前に新品バンパーをばらばらにした苦い思い出がある。

 とりあえずメーンの目的は今年の相棒、べいべに雅久号に慣れてもらうこと。乗ってもらうと「乗りやすい」ということだった。まったく普通に運転できる、そんな車づくりをしているので、当然といえば当然のコメント。ドライでグリップの限界まで攻めたときの挙動が分からないと、その車の本当の挙動っていうのは分からないのだけれど、コースは雨がだんだん強くなってヘビーウエットになっていった。

 皮むきもできないスタースペックより、ある程度使った14インチ07ネオバの方が良いのではないかとタイヤ交換をする。何より、新たに始まる185カップにエントリーする形にはしておきたい。

 そのタイヤで1回走行したころに、徐々に風が強くなって、春の嵐の様相に。ピットに机を持ち込んでグローブやシューズが濡れないようにしていたのだけれど、横殴りの雨と凶暴な風で、机自体が飛んでいきそうになるほど。主催者判断で走行会中止となった。天候ばかりは仕方がない。

 ずぶ濡れになってなかなか悲惨な感じとなってしまったけれど、ウエット時の滑る場所が分かったこと、ライン取りを変えなくてはいけないことなどが分かったから、成果があったということにしておこう。