3月6日

 仕事をさぼって、いつもの山道へ走りに行った。なんだか、仕事をさぼってばかりのような気がするのは、あまり考えないようにしておこう。

 足回りを固いものに交換してしまって、別の車のようになったらどうしよう、と不安だった。いつものコーナーが全然違って見えるのではないか、と。

 ところが走ったら全然問題がなかった。コーナーで意識してブレーキを残す必要はあるけれど、まあ、それほど変わらない。

 FM901の印象は、静か。だってぎゅーんは、コーナーごとにぎゃーぎゃー鳴いていたのだから。固いバネに変わったためか、それほどグリップが上がったという印象はなかった。グリップが強くなったわりには、その分、接地感などとして伝わってくるインフォメーションが薄いのかもしれない。コーナースピードはかなり上がっているはず。これはタイム計測しない限り、違いが分からない。

 路面は路肩の雪が解けて、ところどころ湿っている。湿ったところを踏んでも、それほど姿勢が崩れないのは、FM901の本領発揮、というところか。ウエットにはすこぶる強い。溝の切り方が良いのかしら。

 夏タイヤに戻ると、ブレーキの利きが甘いのが気になりだした。リアのブレーキディスクがレコード盤状態になっているのは、ずっと前から気が付いていた。エンジンをオーバーホールして、足回りを変えて、空燃比計を付けて、とその上にまだ投資をしたら、今度こそ人間失格と家族あたりから言われても仕方がないのだが、安全にかかわるところだけに迷う。今のままでも無理しなければ、危なくはないのだけれど。手数の一つがなくなる感じかな。

 松本へ駆け上がったため、恐ろしく濃くなった燃調を直すために、美鈴湖のほとりでROMチューン。信州を本拠地にする限り、燃調を気にしたらいけないのかもしれない。