3月31日

 この季節にしては大雪が降った。松本は12センチである。

 しかし、季節は春。重く湿った雪である上、暖かいので、見る見る間にかさが減っていく。路面の雪は、午後にはほとんどが消えてしまった。春の雪はぜんぜん困らない。

 ことしは1月に一晩で64センチ降った。松本は内陸気候なので基本的に冬の降雨量は少ない。雪国じゃないのだ。だから大雪に対する備えはない。やっかいなことに、気温だけは低いから一度降るとなかなか解けないのだ。路面に降り積もった雪は車に踏み固められ、がちがちの氷となる。

 国道や県道など、幹線道路は除雪されたのだが、生活道路は放置されたまま。10日ぐらいたっても、圧雪が溶けない道もあった。のみに金槌で、根気よく圧雪を割っていたおばあさんがいて、痛々しかった。

 もう昼になれば10度前後まで気温が上がるのだし、雪かきの必要もない。しかし、標高の高いところは別。パワステを外してからようやく夏タイヤに替えたばかりなのに、山道を走れない。明日は日曜日だから、仕事の合間を縫って走りに行こうと思ったのに、残念。

 早く解けてくれないかな。