休みをもらって毛髪を処理してデミオで名古屋近郊の実家へ。明日は早朝から鈴鹿サーキット入りして、FJ1600に乗ってくるのだ。
FJ1600に乗りかけたのは5年前。あっという間に大量のお金を使って貯金が尽きて、家庭の事情もあって辞めてしまった。まあ、本当のところを言えば金策に走ったり、借金をしたりとやせ我慢、無理してまで続ける自信も度胸もなかったというところなのだけれど。それでも、新生活のスタートには同じようなお金がかかったから、人が生きていくためにはやっぱりお金が必要なのです。
走りをやめてまで始めた生活が崩壊し、なんだかんだと過ごしていたら、なぜか富山に行け!という指令が出て、当初の予想通り車三昧で過ぎたこの1年半。間瀬耐久参戦でかなりドラテクも身についたし、車のセッティングについても知識が深まった。貯金ばかり貯まっても仕方がないので、と今回、やっぱり僕には無理な世界だったということを実感するためにFJ1600に乗るのだ。
昨年、鈴鹿FJ1600の2位になったDさんから極秘映像をもらって予習はした。あとはトラックで自分の実力を発揮するだけ。この1週間ぐらい、ずっと緊張している自分がいて、やっぱり、FJって自分の中では特別なんだと再認識する。
良い緊張感を感じている。仕事も10年も続けていると、何となくマンネリ気味になってくるので、そうした生活に変化をもたらすという意味でも、モータースポーツは良い刺激になる。で、今から予想するに、すごくへこんで富山に帰ることになると思う。
それはそれで良いのだ。