3月25日

 スタッドレスタイヤから夏タイヤに替えた。ようやく今シーズンの到来である。

 実はパワステを外して、初めての夏タイヤ。スタッドレスタイヤではスポーツ走行ができなかったので、ようやく外した効果を実感できるようになったのである。

 パワステを外して、最初にロードスターを運転したときは、正直、後悔した。スタッドレスタイヤだったにもかかわらず、異常に重く感じた。気合を入れないと、曲がれない。なんで外しちゃったんだろう、と本気で思った。山道のように、あまりハンドルを切らなくても走れる場所ならいいのだが、街中は最悪。交差点を曲がるのが、苦役のように感じた。

 けれども、「慣れ」というものは、やはりある。普通に運転するのなら、あまり重さが気にならなくなった。さすがに、縦列駐車をするときや、疲れているときなんかは、泣きそうになるが、それでも、ちょっと気合を入れれば大丈夫になった。

 さて、夏タイヤである。ブリジストンのRE711。グリップが大幅に増すので、必然的にハンドルが重くなる。まともに運転できるかしら。

 付け替えて、試走する。拍子抜けするぐらい、余裕で運転できた。少々重くなったようだが、全然問題ない。わだちに乗ったり、交差点を曲がったりするときのステアリングインフォメーションがダイレクトに手に伝わって、面白い。これぞ、スポーツカーを運転している、という実感なんだろう。限界まで走ってオーバーやアンダーステアが出たらやはり、手に伝わるのかな。早く、スポーツ走行がしたい。どんな感触なんだろ。

 でも、まだジムカーナのような走りをする自信はない。非力だから。