3月22日

 買ったパソコンをデミオに積んで仕事に出る。一件、ちょちょっと仕事をした後、一宮に向かい、買ったお店に持って行く。「メモリーがおかしいみたいなんですけど」と伝えると、すんなりと「じゃあ、こちらでもチェックしてみます」と引き取ってくれた。

 2時間ぐらい後で電話がかかってきた。「やっぱりメモリーが悪いみたいで新品に差し替えておきました。メモリーのせいでXPのインストールがうまく行っていないみたいですが、こちらでOSを再インストールしておきましょうか」と店員さん。もちろん、販売時にはVistaを入れていたので、再びVistaを入れておきましょうか、ということである。気の利いた対応だけれど「そのままで良いです」と断った。

 不具合がありながらもインストールしたXP。起動してみると、早い早い。スイッチを入れてあっという間に起動する。「ようこそ」の画面が一瞬だけ出てすぐにデスクトップが表示される感じ。使っているノートパソコンのハイバネーションと同じぐらい。もしかすると、フロッピーベースのMS-DOSよりも起動が早いかもしれない。それだけで、ものすごく快適。

 Vistaは何をしても重い。速いパソコンを買ったのに、速さを感じられない。気の利いた演出が満載ではあるけれど、そんなに必要じゃない機能のためにものすごいリソースが費やされている気がする。操作するたびにいらいらすることもしばしば。エクスプローラーではバクじゃないかと思うような挙動をすることがある。画面がきれいなのは良いと思うけれど、道具なのだから快適に動いてくれた方がうれしい。

 1週間ぐらい使ってきて「Vistaじゃないとできないこと」を考えてみても、まったく思いつかない。いや逆に、VistaにしたらMIDIシーケンサーが動かなくなっちゃって困った。

 なので、もう一度インストールするのはVistaじゃなくてXP。Vistaを入れてもらってもすぐに消す運命だから、不具合のあるメモリーさえ差し替えてくれればOKなのだ。

 夕方、お店に取りに行くと「すみません、二度とこんなことのないように努めますので」と丁寧な対応。OSが普通に起動するのだから、組み立てたときには気づかなかったのも仕方がない。迅速に気持ちよく対応してもらったので、このお店で買って良かったなと思いながら店を後にした。

 「これはVistaじゃないとできない!」とかそういう事態になったら、改めてインストールしよう。あ、サービスパックが出るまでは何があっても入れないかも。