朝から軽自動車で出勤。とりあえず、ガソリンを給油する。ガソリンスタンドに車列があるわけでもなく、給油量を制限されるわけでもなく、至って平穏だ。満タン給油をした。
コンビニでは、唯一、単一と単二の乾電池が売り切れているだけで、カップ麺も弁当も総菜も、普通に並んでいる。入荷不足を告げる張り紙や募金を呼び掛けるアナウンスがあって、中部地方でも地震の影響があるんだな、と分かるぐらい。近くのスーパーに出かけると、カップ麺や水の販売個数を制限するとする張り紙が。おかげで、棚が空っぽになることはなく、至って平穏。物があふれていて、いいのだろうかと思う。
車用品屋さんの「ジェームス」へ。携帯充電関連の機器やDC-ACインバーターも普通に在庫。お隣のイオンに行くと、スーパー部分で米が売り切れ。水の棚も在庫は少なめだったがまだ買えそうな雰囲気。おむつを大量買いしている女性がいたが、メモを手にしていたので、ママ友から頼まれてまとめ買いしているんだろう。
レトルトカレーが人気で棚がけっこう空いていた。原発災害が続いているからか、とろろ昆布や韓国海苔が売り切れていた。
電化製品コーナーでは節電のため、テレビが消されていた。夜は看板の電気を落としているところも。が、60Hz地域は電気が足りているので、本来、節電に意味はない。節電は悪いことじゃないけれども、「節電で浮いた電気代分を義援金として被災地へ送ります」ぐらいのことをしないと、ただのパフォーマンスだし、どさくさに紛れてコストカットをしているだけになってしまう。
水曜日に神戸へ行った。まったくもって日常の風景だった。ただ、新幹線はビジネスマンよりも家族連れ、特に子ども連れが多く、家族を迎えに来ていたおじいさん、おばあさんの姿も。たぶん、関東方面から親戚を頼って関西方面へ行く人たちだと思う。
余震が広い範囲で頻発していたり、別の場所で地震が起こったり。さらに原子力災害なんて正しく理解できる人の方が少ないに違いないので、こんな反応も仕方がないかもしれない。
トヨタや関連会社の工場は止まっているみたいだし、外食屋さんに行くとやっぱり客が減っているといって嘆いていた。けれども、少なくとも60Hz地域では生活に大きな支障が出ていないことは確か。
日常生活が送れる地域で「自粛」を強調しすぎると、経済活動が縮小してしまう。被災地のために何ができるかを常に考えつつ、復興のエンジンとして普通の暮らしを続けていこうと心に誓う。