3月17日

 仕事場で久しぶりに飲み会があった。4月から1人、他の部署に異動になるのだが、補充がないため人が減ってしまう。すでに1年以上前から1人減の状態だったから2人減となってしまう。仕事量はそれほど変わらないから、ようするに一人ひとりがやらねばならない仕事が増える。ま、この時代、そんなに珍しい話ではないのだが、休みが取れなくなってしまう可能性がある。すると、世界で一番遅いFJドライバーの称号がいつまでも取れないことになってしまう。困ったことだ。

 対策を考える、というのが名目なのだが、対策なんて人事権がない限り取ることができないわけで、ようするに減員で消沈した気分を飲み屋で一杯やって景気付けるというだけのことである。もちろん、仕事場のボスだけ仲間外れだ。1人減ってしまう責任の一端はボスにあるわけで、当然の措置である。

 ボスにしてみれば、もしかしたら謀反を画策する会ではないのかしら、と不安になったのかもしれない。自分は行かないが「寸志」を封筒に包んでくれた。まあまあ、そんなに熱くならずにお手柔らかに頼むよ、という意味なのだろうが、飲めば欠席裁判、けちょんけちょんに言われることは決まっている。無駄な努力だ。

 アルコールを飲むのは本当に久しぶり。どれくらい飲んでいないか、と考えてみると、3月に入ってから飲んでない。20日ぐらいの長期休肝日を取ったことになる。過去の日常を読み返してみれば分かると思うが、僕にとっては画期的なことである。

 でも、飲み始めたら止まらない悪い癖が出て、ビールジョッキ3杯に白赤ワインをがぶ飲みし、あっという間に撃沈してしまったことは内緒にしておこう。