古くからの友人2人に誘われて夜、ファミレスに行く。動かなかった自作パソコンを動くようにしてあげたお礼に、ごちそうしてくれる、とのことだったからだ。
ちょいと遅れて到着すると、すでに2人は定食を食べ終わった後だった。さらに1人は食後のデザートであるパフェをほおばっていた。パフェを食べながら「今日は俺のおごりだ、なんでも遠慮せず食べてくれ」と言うので、遠慮なくブタキムチ定食を注文する。パフェを食べ終わった友人は、僕の注文と同時にポテトフライを注文した。よほど飢えているのだろうか。
パフェを食い終わった友人は、もう一人の友人に「お前ももっと注文しろよ」と薦める。友人は「お腹いっぱいだからそんなにいらない」と言いつつも、ミックスピザを注文しやがった。定食を喰らい終わった後なのに、テーブルにはポテトフライとピザが並ぶ。食べ過ぎだ。
ブタキムチ定食を食べ終わってさらに残ったピザをほおばったらさすがにお腹が一杯だったのだが「もっと食べろ」という友人の薦めでチーズケーキを注文する。さらに友人はケーキを注文してしまった。たぶん、人に薦めるのだから、自分もたらふく食べるのが礼儀だと思っているんだろう。ケーキを完食したと思ったら、「うお!」と叫んで机に突っ伏した。ケーキに付いていたアイスクリームを一口で食べて頭痛がしたらしい。「さすがに腹がいっぱいだあ」と冗談を交えながら、四方山話に花が咲いた。
しばらく会っていなくてもすぐ昔のように冗談を言い合える友人はやはりいいものだ。忘れていて欲しいことまで克明に覚えていて冷や冷やすることもあるけれど。