3月10日

 8日土曜日は2週連続のコソ連。

 午前も午後も走れた先週と違い、今回は午前中の2時間のみ。何人かで乗るからアタックは2回ぐらいのもの。集中して走らないと間瀬まで足を伸ばして練習に行く意味がない。

 この10年というもの、仕事で夜型生活が染みついてしまっていて、朝は激しく調子が悪い毎日。営業開始が10時ぐらいからだし。お昼を過ぎてようやく暖機が終わる。こうやって書いていて思い出したが、以前、鈴鹿を走ったときにも「おまえは午前がだめだ」とレース屋さんに怒られたことがある。

 前回は飲み過ぎもあって最後の走行までまったくふるわなかった。今回もそうなると午前しか走ることができないだけに朝いちから体調をベストに持って行かないとまずい。これはレース時にも言えることだ。

 とうことで、仕事を終えてすぐに帰る。それでも11時前。ビールを飲んで疲れをほぐしたいと思ったが、ここは我慢をしてとりあえず寝る。寝付きは激しく悪い。横になっているだけでも違うと信じてごろごろと。寝ついたかどうかよく分からない状態で起きる時間を迎えた。

 朝飯を抜くのもまずいと、コンビニでバナナとおにぎりを買って出かける。頭はやっぱりぼーっとしているが、酒抜きなので、その分、調子は良い。

 午前9時半ぐらいに間瀬に到着したら、すでに走行開始をしていた。スタート10時のはずなのに、けっこういい加減。あわててジャッキアップして触媒を抜く。1週間前はストレートパイプを忘れて触媒付きで走ったら6500から上が吹けなかった。ホームストレートでけっこう気になる。

 コースイン。エンジンは明らかに吹けるようになった。4周目ぐらいからそこそこのタイム。どうやら、体調管理はうまくいったみたい。コーナーの進入とブレーキ、アクセルの操作を課題に走っていたのだが、平凡なタイムが続く。どうしたものか、とふと考えて、コーナーの一部分にこだわりすぎているのだと思い立った。自分のリズムで走ってみたら、ノルマタイムがポンと出て、次の周に先週のベストよりもコンマ1秒良いタイムが出た。先週のタイムは引っ張ってもらったタイム。今回は自力だから、進歩したと確認してピットインする。2人で車をシェアしているから、だらだら走っているわけにもいけない。

 間瀬で走り込んでいて、今年スターレットで参戦するドライバーに雅久号に乗ってもらう。4周目でポンとすごいタイムが出た。「まだまだ行けるよ」とのこと。苦労して造った車に戦闘力があることが分かってうれしいのだが、いとも簡単に1秒ちぎられて自分の遅さが証明されてしまい、なんとも複雑な気分。

 ステアリングの切り方、裏ストレートなど先週の課題はこなしたと思う。自分のドライビングの映像を見て、激しく突っ込まれると正直へこんでしまうが、明らかに悪いところは早く直してしまった方が良い。

 シケインも何となく感覚をつかみかけてきた。開幕までにあとコンマ5秒ぐらいタイムが出ると、レースを楽しむ余裕が出てくるのだが。