月: 2026年3月

シムリグ自作(2)

 参考にさせてもらった方はレーシングカートのいすを使っており、コンパクトにつくるにはナイスアイデアだと思った。まねしようとメルカリなどを探すも、ジュニアカート用の幅の小さなシートは数千円レベルでたくさん出ているのだが、大人用となると出品が少ない。新品は楽天で検索すると18000円程度から。ちょっと高い気がする。Amazonで調べてみると、5000円ぐらいレーシングカートのシートに似た形状のシートが出てくる。

 大きさがいまいち分からないし、深さも足りない気がする。なにより、立体的な形状のシートをどうフレームにマウントするか、悩む。

 ここで考えを改める。シムレースの場合、そもそもシートのホールド性は必要ないのだ。リアルの自動車のシートの場合、サーキットのコーナーなんかでは横方向に強いGフォースがかかるので、体が横に振られないように押さえてくれる横方向のホールド性が欠かせない。ロードスターNA6CEの純正シートなんかはホールド性に欠けるので、サーキットやジムカーナで攻めるとお尻が浮くぐらいフットレストで踏ん張る羽目になる。これではペダル操作もおろそかになり、走りに集中できないわけで、コーナーを攻めようと思うと最初にするのがシート交換だ。

 が、シムレーシングはアクチュエーター付きのコックピットでも導入しない限りGフォースがない。ブレーキを踏んだときの後ろ方向の力さえ受け止めてくれれば問題ない。ただ、それなりの剛性は必要そう。

 上記のシートの納期が1、2週間かかるということもあり、別シートを物色する。するとあった。コンパクトでヘビーデューティにも耐えるいすが。これです↓

 重機やフォークリフトに付けるオペーレーターシート!!! 頑丈だ。背もたれが少し低いのが気になるところだけれど…。5980円。もう少し背もたれが高いバージョンもあったのだが、値段で決定。シートスライドが付いているところも魅力の一つだった(実際には、うまく取り付けできなかったのでスライド機構は撤去)。

 シートが決まったので、パイプによるリグの製作に向け、脳内で設計図を描く。

シムリグ自作(1)

 シムレースで使うロジクールG923のブレーキペダルを踏むのに、何らかの器具を使う必要に迫られた。硬いブレーキを踏めば当然、反力で体が後ろに押されてしまい、少々重いいす程度では安定したブレーキが踏めない。問題を解決するには、ペダルといすを連結するしかない。

 家具といすの足をステーのようなもので固定して離れないようにするも、腰がぐらぐらして踏力が一定しない。剛性の高いものでペダルといすを連結する必要がありそう。

 作るリグに求められる条件としてあれこれ考える。

・コンパクト
・ばらして運搬や収納ができる(自宅と赴任先の2カ所で使う)
・ドライビングポジションは細かに調整可能
・子どもも使えるようにしたい
・モニターも設置可能

 ネットサーフィンをしてあれこれ探すとこれだ! というものがあった。

 矢崎化工のイレクターというパイプを組み合わせて家具などを製作できる組立素材で作っている方がみえた。

 素材はこれにして、まずはいすを決めなければならない。

シムレースとブレーキ

 シミュレーターでドライブしてみて一番最初に感じたのが意外にロジクールG923のブレーキペダルが硬い、ということだった。NA6CEでサーキットを走るイメトレのためにシムレースをやるようなものなので、ブレーキが固いことは大歓迎。その方が練習になる。

 が、困った問題があって、強くブレーキを踏むものだからその反力で体は後ろに押し返される。とりあえず最初は机にハンドルコントローラーを固定し、ペダルは机後ろの壁際に置き、ソファーに座ってドライブしてみたのだが、案の定ソファー程度の重さでは後ろに下がっていってしまう。距離が変わってはブレーキが踏めなくなるし、腰が固定されていないと踏力も安定しない。

 名古屋の自宅の部屋は前にも後ろにも壁がある空間があったのでソファーの足と壁の間にスペーサーのような板を置いてなんとかプレイできる感じだったが、単身赴任先の社宅ではそんな場所もないし、きちっとしたいすもない。簡易的な台にハンコンを固定し、いすと台を結び付けてドライブしてみたが、腰がぐらぐらするからブレーキが踏み込めない。すなわち、このままでは単身赴任先ゲームセンター化計画が完遂しないのである。

 シムレース用のリグというのがあって、ハンドルコントーラーやペダル、いすが固定できるフレームが売られている。だいたいアルミでできていて、それさえ買えばコックピットが完成する(いす別で5万円ぐらいから)。が、でかい。昔、富山の車屋さんに木製のリグがあって、エスケレートを固定して50インチのテレビでグランツーリスモができる環境があったけれど、ものすごい存在感だった。特にバケットシートが部屋に存在するといやでも目立つ。名古屋の狭い家にはちょっと置きづらい(のめり込んだらそのうち買うかもしれないけれど)。

 コンパクトなものを自作できないかな、とネットを調べると、皆さん同じ理由でリグは置けず、壁際にペダルを置いていすを固定するなどして苦労しているようだった。ホームセンターで手に入るもので手軽にできないかなあ、とネットサーフィンに没頭した。

MX-5 Cupカー

 書き忘れていたのだけれど、iRacingで乗っているのはMX-5 GLOBAL CUPカー。仮想空間でしか乗っていないが、市販車のハンドリングとは一線を画していて、とってもシャープだ。縁石で跳ねるし、すぐスピンするということでもある。いちばん驚いたのがブレーキがとても利くことだ。岡山国際サーキットでいえば、バックストレートからヘアピンにかけてのブレーキが一番ハードだと思うのだけれど、180km/hからのブレーキの踏み始めが、50メートル看板の手前(70メートルぐらい)まで詰めることができる感じ。NA6CEでサーキットドライブからすると感覚がまるで違う。すごい、欲しい。

 ググるとCuscoのホームページに2018年仕様車の販売ページがあって、861万円。ただ、トランスミッションは強化ギアの6MTで、iRacingはシーケンシャルが入っているっぽいから、新しいのは仕様が違うっぽい。英語のページを調べてみると10万ドルと書かれているので、1580万円か…。 サーキット専用車でもあり、なかなか手が出るプライスではない。足回りとか補強とか、似たような仕様で作ったらめちゃくちゃ面白いんじゃないだろうか。いろいろ手が入っていて別物なのだろうな。

 レースに参戦しようと思うと、車両代とは別に、IMSA選手権では週末あたり7000ドルの費用がかかる(そもそもエントリーフィーが2950ドル)らしい。100万円だ。3000万円ぐらい用意すれば1年戦えると思われる。まあ、貴族の遊びだね。 

 同じような形をしていても、まったく別物のクルマを運転しているのでした(仮想空間で)。

F1 2026シーズン

 仕方がないからFODに加入(3880円/月! DAZNの年間契約が6月ぐらいまで残っているからダブルで支払っている)して、仕事をさぼりながらF1開幕戦の予選を見る。

 アロンソがそこそこまともなタイムで走れたのがサプライズだったけれど、ホンダのひどさにはここ1か月ぐらい閉口しっぱなし。仕事の締め切りに間に合わないのは問題外な上に、その報告も遅れている感じでプロの仕事とは思えない。MGU-Kやバッテリーの尖った配置やそれを言われた時期、クルマの完成の遅さに同情の余地はあるものの、振動が出てその原因の解明と対策がレースまでに間に合わないというのはF1という世界では通用しない。働き方改革とやらでサラリーマンがエンジンをいじっているのではと勘繰っちゃう。日本的働き方(働き方改革後の)が問題ならば、そこから変えるべきでしょう。

 ニューウェイさんもホンダに全責任をなすりつけている感じ(パパストロールに激しく詰められているんだと思われる)で、チームマネジメント能力的には疑問符が。天才デザイナーであって、経営者ではないんだなと思う。

 予選の映像でも、サーキット外のアストンマーチンのごたごたに配慮してか、クローズアップされることもなく、そこになんとなくF1村の遠慮が感じられてかえって痛々しかった。

 メディアは書きたい放題で契約破棄も、みたいな記事も見受けられる。本当にシーズン途中で破棄(今年中はホンダPUを使うにしても)になったら、二度と戻れない気がして、そこだけが心配だ。

めちゃむずいiRacing

 iRacingをさっそくプレイ。世界のドライバーと対戦、なんて大それたことをするつもりはまったくなく、ローカルで戦えるシングルプレイのタイムアタックモードでとりあえず国内にある岡山国際サーキットを走ってみる。走行ラインを表示してまずはコースを覚える。

 んが、まったくまともに走れない。 周回はできるのだ。何十周かしてコースをとりあえず覚えて、ラインをトレースできるようになる。とりあえず、こんなもんでしょと出たタイムが1分50秒前後。比較対照がないのでこれがどれぐらいのタイムかよく分からないので、ローカルでAIドライバーと対戦するモードでレースをしてみる。

 タイムアタックなので世界のドライバーが記録を出していて、最も速い人は1分43秒台に入れている…。AIドライバーが出したタイムですら1分46秒台。ぬるく設定してあるであろうAIドライバーですら4秒近く離されている。お話にならない。ちなみに、AIドライバーとのレースは相当、力加減していて、スピンを1回しても追いついて1位になれちゃうぐらいのぬるさであった。それでもレース感覚は味わえて、AIドライバーとグリッドに並んだとき、十数年前の間瀬サーキットを思い出し胸が熱くなった。

 ここからが泥沼で、コーナーでがんばろうとブレーキを残していくとあっけなくスピンする。タイムアタックモードだと最終コーナーの一つ前のコーナー付近からスタートをするんだけれど、最終コーナーでスピン。最終コーナーを何とか過ぎても1コーナーでコースアウトかスピン。スリップアングルが一定以上(世で言うドリフト状態)になるとカウンターを当てても復元は無理で、コースアウトしてさらに壁まで突っ込んでいく(ちょっとシミュレーターの設定的にやりすぎな気がする)。そもそもスピード感も横Gも感じないから、何が問題なのかがわかりにくい。

 まるでさっきよりも下手になった気分で、自分は年食ってぽんこつになってきたし、サーキットドライブなんかできないんじゃないかと落ち込む。それでも簡単だったらやる意味もないよね、奥が深い世界が広がっているんだと気を取り直した。

シムレースソフトあれこれ

 パソコンにハンドルコントローラーと一式そろって早速、シムレースソフトをダウンロードする。まずは一番の目的のiRacing。F1ドライバーのマックス・フェルスタッペンが出没するシミュレーターで最高峰の一つ。

 お次はAssetto Corsaで、このシミュレーターはMODというデータを入れることでサーキットを増やすことができ、ユーザーによるデータも公開されている。海外製のシミュレーターでは、日本では鈴鹿や富士、岡山といった国際格式サーキットは走れても、日本の走り屋の聖地、日本海間瀬サーキットは収録されていないので、間瀬やおわらサーキットをコソ練走りたいなら必須のソフトと言える。

 iRacingはサブスク会員(年間84.7ドル)になってサイトからソフトをダウンロード。Asetto Corsaは、SteamというPCゲームのプラットフォームからダウンロードする。もう一つ、やりたいのが最近出たAsetto Corsaシリーズのラリー版、Asetto Corsa Rallyで、Steamの抱き合わせ販売で、Assetto Corsaの最新版のEVOも購入。EVOとRallyはアーリーアクセス版で、まだ開発途中。正式版が出たときにまたお金を取られるかもしれない。

 NA6CEでサーキット走行をするときのマニアックな操作を練習したいというのが主目的だが、実際にはできないラリーやドリフトもシミュレーターで体験したい。そのためには、ハンドブレーキが必要だな。