月: 2010年4月

4月30日

 遅ればせながら2009年最終戦の参戦記をアップしました。最終戦前の8月に、仕事で2人配置されていた場所を1人にされてしまい、なにかとばたばた気ぜわしくしていたら、異動になってしまって、新生活を整えたらレースになっちゃった。そんな感じ。5月3日のレース後には去年のレースのことなんて書こうとも思わなくなるに違いないので、ぎりぎりセーフ。

 2010年のクーマックカップ間瀬耐久レースは、なんと5月3日と9月19日の年間2戦だけ。2戦だけでシリーズと言うのかどうか、はなはだ疑問ではある。ぐだぐだだったとは言え、年間チャンプを獲ったので、1戦減ってしまったシリーズに参戦するモチベーションは正直言って下がりがちだったのだけれども、昨年までスターレットで走っていたK氏をマッサGOGOの一員に迎えることになって、走りの面で得られるものが多いと考えて参戦することにした。

 ライバルチームは、冬期とはいえ10秒5というタイムを出して、さすがにそこまで先へ行ってしまうと笑うしかない。レースは何があるか分からない!とは思うけれども、やはり敵失やアクシデントでもない限りは無理。順当には勝つことができないタイム差だ。

 ナンバー付き車両だともう、やれることが限られてくる。ナンバーを外すと好きなときに走りに行けなくのが嫌。ここら辺はプライベーターだから致し方ない。

 エンジンのオーバーホールもできたけれど、2戦だけのためにねえ、とやらずじまい。こうして走る前から延々と言い訳を書いている時点で、勝負ではなくて「参加することに意義がある」ってなやつになってしまうのだけれど、今年のスタンスを正直に言い表しているのかもしれない。

4月29日

 朝、5時すぎに起きて富山の工場へ。

 3日のクーマックカップ前日に富山入りして整備すれば間に合うか、とも思ったのだけれども、ゴールデンウィークって名古屋方面から高山・富山方面に向かうルートは激込み。2車線から1車線となる白鳥インター直後を先頭に、大渋滞が発生するのが目に見えている。

 じゃあ、早朝に出発すれば渋滞を回避できるのだけれども、悪いことに1日に曼陀羅寺にて飲み会を入れてしまった。2日の午前8時まで寝坊したとすれば、たぶん、富山に到着するのが午後3時とか。ばたばたと準備したってろくなことはない。

 ということで、今日も整備の日とした。渋滞するかもと思って早朝に出発したが、1日を通してそれほど込まなかったみたい。

 雅久号を工場に入れてウマをかけて、下に潜ってごそごそと作業。何をやるかって、軽量化ぐらいしかないのだけれど、苦労した割にはそんなに変わらない感じ。いじればいじるほど、サーキット以外では不便な感じになるのだけれども、仕方がない。が、ぎりぎり車検は通る仕様を貫いている。ナンバー付きでがんばるのだ。

 リアセクションを中心にいじって、懸案だった問題点も改善したはず。これでがんがん突っ込むドライビングを目指したい。

 夕方から保護者と落ち合って、両親へのプレゼントを物色。ファボーレ周辺をあちこち回って富山の大和に行き、ふと気がついた。知り合いにオリジナルな品物を作ってもらえば良いのだ、ということを。

 ということで晩ご飯を居心地のよいお店で食べてから井波の職人の元へ。打ち合わせをして、がらがらの東海北陸道を走って午前1時に帰ってきた。

4月26日

 土曜日はRS Factory STAGEの走行会。早朝、家を出てまずはT.O.Racing
Factory
に行く。愛知から富山への移動だけでちょうど中間点なのだから、間瀬が遠くなった。

RS Factory STAGET.O.Racing
Factory

  雅久号に乗り込んで11時に間瀬に到着する。すでに走行距離は450キロぐらいで時間通りたどり着いただけでも自分をほめてあげたい(笑)。4月も下旬というのに、気温は10度ちょっとしかなく、肌寒いぐらい。

 3月のプレイオープンで走ったときの問題点を洗い出し、最終コーナーでのステアリングが気に入らなかったので、主にフロント側に対策を施した。おわらサーキットで検証もして、たぶん良い方向になったはず。

 が、大幅な変更だったためか、タイムに結びつかないのがサーキット走行の難しいところ。基本的なセットが間違っていると、いくらドライバーががんばってもタイムは出ない(笑)。セットが大きく間違っている、ということではないのだけれども、ちょこっとずつの外れがタイムには大きく影響してしまう。

 こういう現象が出ているから、こうしてみよう、といじってみたら、ものすごく乗りやすくはなったのだけれども、タイムはコンマ5秒下がった、とか。素人セッティングなので、かなり混乱はしたのだけれども、まあ、落としどころには落とした。

 それでも納得いかない感じだったのであれこれ頭で考える。何が足りないのか(自分のドライビングが下手なのは置いておく)。これまでやってきたことを積み重ねれば、もうちょっとタイムが出ても良いのに、と勝手に不機嫌になってみる。

 こういう場合は人に相談するのが良くて、おおとろ監督と小一時間電話にて相談。あれこれ会話しているうちに、改善できるポイントを2、3発見! ぶっつけ本番になってしまうのがちと残念だが、5月3日の本番が走りたくてうずうずしてきた。

 日曜日。保護者とともに、朝イチから過密スケジュール。井波で打ち合わせをして、福野で昼ご飯を食べて、福野の別の場所で着替えて、撮影。砺波で打ち合わせをして、夕方は高岡で所用。なぜか2キロぐらい街歩きをして、今度は金沢へ注文してあった品物を受け取りに行く。金沢の中央卸売市場前の韓国料理屋にて夕食(チジミが美味!)を食べて下道で砺波に戻って、保護者と別れて砺波インターから自宅に戻った。

 2日間の移動距離は1000キロ以上だ。

4月22日

 昨日は仕事で豊橋へ。名鉄で1時間。今日は仕事で大阪へ。新幹線で50分。早っ。

 仕事が立て込んでいたので、趣味の街歩きをする時間はあまりなかった。昨日は晴れていたので残念。今日は、名古屋も大阪も雨。淀屋橋での仕事だったので、地下鉄に乗るのがもったいなかったからJR大阪駅まで歩いた。

 超高速で風景が流れる車窓をぼんやり眺めていたら、草津あたりでは田植えが始まっていた。富山のきれいな時期が来た。

4月20日

 土曜日午後は間瀬サーキットでRSファクトリーSTAGEの走行会。クーマック耐久が5月3日に第1戦なので雅久号の最終調整となる。足回りのアップデートを施したけれども、それがどう出るか。あ、新品タイヤなんで、どう食ってくれるかも興味あり。ちなみに、国産タイヤだけれど、タイムの出方によってはレースでは別のタイヤに変えたりして(笑)

RSファクトリーSTAGE

4月18日

 同じ会社の人で、僕と同じ3月に転勤になった人の悩み。ワイン収集が趣味なのだが、事務所兼自宅があてがわれていた前任地では置く場所があったものの、転勤後にあてがわれたワンルーム社員住宅では置く場所がない、という。んじゃ、みんなで飲んであげましょうということになって、赤ワイン4本を提供いただいて、僕の今の職場のボス宅で宴会をすることになった。

 マッサGOGOのスポンサーでもある中部水産さまにお願いしたら、アサリ2.5キロと寿司ネタセットを提供してくれた。んじゃ、ということでご飯を炊いて寿司飯を作り、海苔で巻いて手巻き寿司をしようと、海苔などを買い出しに行く。

 アサリでワイン蒸しを作ってもらい、僕は寿司ネタをお皿に並べる。とっても簡単にパーティー準備が終わり、ワインも開けて乾杯。鍋やアルミのフライパンを持ち込んで、飲みながらペンネをゆでてトマトツナソースであえる。普段は高くて使わないが、生のバジルなんかをちぎって入れると、パーティーの特別さが演出できてよろしい。

 本当は、絶品のアサリパスタを作ろうと考えていたのだけれど、1人がイカやタコ、貝類、エビなどが食べられないアレルギーがあるということで、大量に残ってしまった。いやいやもったいないと、鍋にアサリを全部放り込んでだしを取り、赤だしで味を付けたあさり汁にした。酔っぱらいにはとてもうまい汁。

 4人で4本のワインとビールを空けて、汁を作っていたらいつしか終電の時間が過ぎていたのでタクシーで帰宅。意識を失う。

4月15日

 富山では何てったって刺身がうまかった。居酒屋で出る刺身はもちろんのこと、スーパーにも多彩な魚種のキトキト刺身が並び、よりどりみどり。ブリの若魚「フクラギ」であれば年中、ワンパック398円(2人前ぐらい)で売っているし、富山でよく食べられている「バイ貝」も本当に安く売っている。カワハギの刺身にはちゃんと肝が付いていたりする贅沢さでそんな刺身が本当に安いばかりか、午後8時ぐらいにスーパーに行けば、それらのパックに「半額」のシールが張られるので、200円とかそれぐらいのパックを1つや2つ買えば500円程度でお腹いっぱい刺身が食べられたのである。

 で、名古屋近郊の北名古屋市(紛らわしい)に来て、やっぱり気になるのはスーパーの刺身ラインナップ。仕事を終えてスーパーに行くのは午後10時とかになるわけだが、そんな時間に行くと、まず、刺身は売り切れて買うことができない。あったとしても、ウニだとかイクラだとか、ネギトロとか、若干加工してあって賞味期限が長くなっているものばかり。

 早めにスーパーに行くと、刺身盛り合わせが並んでいたりするのだが、マグロとサーモンとイカみたいな組み合わせ。それぞれ解凍品だったりするわけで、「朝採れ」の富山と品質は比べるべくもない。

 「刺身食べたいな〜」とスーパーを回っても、そんな感じの商品しか並んでいないわけで、買う気にならない。舌が肥えるというのも、善し悪しである。

 この時期、富山湾に限らずホタルイカの旬だ。ホタルイカといえば、スーパーに並んでいるのはガンガンにゆでられたボイルホタルイカ。スーパーの店頭で酢味噌とセットで普通に並んでいる。

 これが富山であれば、生のままスーパーの店頭に並ぶ。ボイルされまくって小さく縮んだホタルイカはおいしいことはおいしいけれど、さっとだけ熱を通したホタルイカのうまさにはかなわない。

 生のホタルイカを使ったパスタを作りたかったのだけれども、愛知に引っ越してしまったいま、富山に買い出しでもいかない限り作ることはできないんだろうか。

4月14日

 月曜日のこと。このサイトを見て声をかけてもらって、6年ぐらい前に名古屋で1度会ったロードスター乗りの人と会うことに。ちょうど、そのころは鈴鹿で走ろうとしていた時期で、サーキットへの思いを熱く語った覚えがある。ネット上でのやりとりが続いていたのだが、僕が名古屋へ帰ったということと、その人がNA8Cに加えてサーキット用にNA6CEを買い増したということを聞いたので、それはぜひ会わねばならんでしょうという話になった。

 会社まで、銀のNA6CEで来てもらった。最近、NA8Cでサーキットデビューをしたのだけれども、ドラテクを磨くために素のロードスターが欲しかったのだとか。ロールバーも入って足回りもやっていある出物とちょうど巡り会って勢いで買ってしまったのだそうだ。ちなみに50歳過ぎ。素敵なおじさまだ。

 あいにくの雨だったけれども、昼ご飯においしいそばを食べた後、運転させてもらう。これから走りについて学ぶということだったので、公道で普通に走っているときにでも練習ができる、ということを名古屋高速に乗って実演。まずは、車のピッチングに神経を遣い、なるべく姿勢変化がないようにアクセルやブレーキ、シフトを操作するように走っていると、そのうち車がどんなふうに動きたいかが分かるようになるよ、と伝えた。助手席に奥さんを乗せて(乗りたがらないみたいだけれど…)、なるべく首ががくがくしないように運転するとか。ブレーキをつめるのは最後で。

 あいにくの雨で、堅めのバネだったので、足回りの素性は分からなかったけれど、これから始めるのであれば、もう少し車高は高く、バネは柔らかくても良いかな、と思った。

 普段は発進にしか使わない1速で走り続けてみると、けっこうそれがアクセルを丁寧に操作する練習になる。が、街中ではあまりやらないでください! 思いっきり不審車ですから…。

4月13日

 富山で一緒に県庁で働いていた同業他社の人で、同じように名古屋に異動なった人から電話があって、もう1人と3人で飲みに行く。

 待ち合わせが午後9時なのが、この業界のおかしなところ。伏見の御園座の角で待ち合わせて、鶏肉がおいしそうな居酒屋へ。名古屋コーチンの手羽先など、ちょっぴり高級な食材を肴に、ビールや焼酎など。

 富山での思い出話やら、愛知でのお仕事やら、話題は尽きない。それぞれ持ち場が変わったこともあって、気楽に話せたり。1人にその人の社内事情を伝えたら、いたくショックを受けて、そこまで気になるんなら話さなけりゃよかったと反省する。

 やっぱり2次会ということになって焼酎メーンの居酒屋へ。午前3時にタクシーで帰宅。

4月12日

 2010年はFJ1600からスーパーFJへと完全移行し、鈴鹿のFJ1600はまだレースはやっているけれども、JAFの主催ではなくなった。JAF地方選手権ではなく、サーキット主催という位置づけ。公式かどうかはレースの本質とは関係ないのだが、なぜか参戦台数は激減してしまった。第1戦が6台、11日の第2戦が7台。

 ここ10年は、FJで成績残したところで、ステップアップをするのは難しかった。しかし、本格的なレースには違いがないのでプロのドライバーとして生きていくわけではないけれども、レースは楽しみたい、という人には最高の舞台である。車両も格安になった。エンジンもまだまだオーバーホールできるはずなので、イニシャルコストが下がった今、台数が激減した理由がよく分からないが、スーパーFJで走ってください、ということなのだろうか。

 ようするに、スーパーFJにとっては一挙に市場が拡大するタイミングなわけであって、コンストラクターにとっては車両を販売するチャンス。昨シーズンから、あるメーカーの車が成績を残していて、これから参戦しようとする人はその車両を新車で買う選択肢となる。昨年、観戦したときにその車は音からして違う気がしたのだが、たぶん気のせいだろう。余計なことを書いたけれど、他メーカーにとってはよくない状況なわけで、あれこれどろどろとした動きが昨シーズンから続いていた。

 メーカー同士が技術力とか、それ以外の部分でもやり合うのは勝手にすれば良いのだが、ドライバーがそのしわ寄せを受けているのがまずいところだ。「レギュレーション違反がある」という声が上がった結果、第2戦ではその車は出走できなくなってしまった。走れなかったドライバーも納得できないし、走ったドライバーもけっこうつらい立場に立たされた。だれもおもしろくない結果になってしまった。少なくとも、おもしろくないのはメーカーだけにとどめるべきだった。

 同じようなことが上のカテゴリーのF4でもおこっていて、今年からレギュレーションが大幅に変わった。アルミフレームからカーボンモノコックになったのは時代の流れだから良いかもしれないけれど、排気量が1800ccから2000ccにアップ。吸気制限は同じ。最大のパワーは同じでもトルクの立ち上がりが全然違ってくるわけで、別のカテゴリーになるなら良いのだけれど、同じ土俵で戦うのだから、2009年までの車で走っている人にとったらおもしろくない。

 メーカー、主催者の都合ばかりが先行してドライバーは置き去りな感があるのが残念。