なんか、スキーをやっている人って、ボーゲンでずりずりっとやっている人はあまりいない。みんなパラレルで格好良く滑っていて、僕のような腰が引けている人はなんとなく目立つ。スノーボードだと、ちらほら初心者がいるのだけれど。
ようするに、新しくスポーツ人口が増えているのがボードで、スキーはある程度固定されてしまっているのかな、と思う。猫も杓子も、車といえばパジェロやプラドなどのRV、冬はスキー、という20年近く前の状況って一体何だったんだろう。おかげで、横入りされたりして、20分は最低待たねばならなかったリフトの待ち時間はゼロだし、ゲレンデも込んでいないから滑り放題だし、食堂もすんなりと入れるから、まじめにスキーをしたい人には良い時代なのかもしれない。
だから、余計に腰引けボーゲン姿が目立つ。かっこ悪い。ぶつぶつ、と愚痴っていたら保護者が「どうせ、パジャマで滑ってるんだからいいでしょ」と正しい指摘を受けた。
突然、スキーに行くことになったものだから、本当の手ぶら。ウエアまでは借りられたのだが、下にも着込まないと寒い。持ってきた着替えと言えばパジャマだけ。なので、パジャマを着込んで滑っていた。
ぱっと見はきちんとしたスキーヤーだったから、スーツ姿でスキー場をうろうろしていたころと比べれば進歩したに違いない。